「アーッ! ファー××ン高原日勝! お前など技を出すまでもない。その首カッ斬ってやる!」
「このオレが首をカッ斬られるとは···。」
概要
CV:坂口候一(リメイク版)
ドクロの面を身につけたメキシコのルチャ・リブレの「エル・ルード」を得意とする、悪役レスラー。日本出身。噛みつきなどの卑怯な技を使い、テクニシャンでありながらラフ殺法も使いこなす様から「悪の天使」と呼ばれる。
余談だが彼のみ、オディ・オブライトに名前を呼ばれていない(「ルチャ野郎」呼ばわり)。
モデルは悪役覆面(SFC版発売当初は顔面ペイント、現在は覆面着用)レスラー「グレート・ムタ」と思われる。
エイジャから習得できる2つの技もSFC版発売当時のムタの得意技が元と思われる(Fシュタイナーがフランケンシュタイナー、トルネードプレスがムーンサルトプレス)。
データ
ステータス(オリジナル版)
レベル | 1 | HP | 240 |
---|---|---|---|
力 | 55 | 速 | 45 |
体 | 45 | 知 | 22 |
使用技
- Fシュタイナー:正面~側面までカバーする飛び技。 高威力。
- トルネードプレス:正面~側面までカバーする飛び技。 最長射程。
- カミツキ(黄):何故かトルネードプレス並みに射程が長い鋭器技。 毒の追加効果。
- カミツキ(青):何故かトルネードプレス並みに射程が長い鋭器技。 敵の力・体を50%下げる。
※『Fシュタイナー』・『トルネードプレス』が習得可能。
解説
能力は平凡だが、数多くの回避属性を持っており、あらゆる攻撃のダメージを半減するのが特徴。
射程の長い技が多く、遠距離からの飛び技やカミツキなどのトリッキーな攻撃で攻めてくる。
トルネードプレスは現代編における最長射程の技なので、相手が近付く前の削りに最適。
特に動きが直線的なモーガン、ジャッキー、オディ・オブライトとの対戦時に有効。
後述のワタナベイベントを見ようとさえしなければ、勝つのは難しくない相手。
エイジャは側面に飛んでくる為、初期位置から2マス左に移動してから『あびせげり』を喰らわせて左向きにしてしまえば、高確率でトルネードプレスを使用し、更に左を向かせたまま1マス左・1マス上に移動すると高確率でFシュタイナーを使用してくる。
Fシュタイナーを喰らう前に『通打』で能力値を下げておけばダメージをかなり抑えられる為、エイジャとの対戦前に『森部生士』と戦っておくのをオススメする。
通打の能力ダウンは技を喰らって覚えなければならない現代編において、なくてはならない重要な技なので、森部のじーさんとは真っ先の対戦をオススメする。
リメイク版
チェッカーバトルシステムの仕様変更の影響を大きく受けたキャラクター。オリジナル版だと「敵は射程にこちらのキャラが居る時だけ攻撃する」為、飛び技での自爆はなかったが、リメイク版では無駄撃ちもしてくる為、自爆して勝手にダメージを受けるハプニングが発生する。技を覚えたい時は勝手に自滅させないよう立ち回る必要がある。
また、台詞に関しても一部伏字やピー音で修正が入っている。一部のユーザーからは「セリフと発音のテンションの落差に驚いた」とする意見もあるとか。
ワタナベイベント
現代編では彼との対戦時にワタナベイベントが発生するのだが、他のストーリーに比べて発生条件がやたらと厳しい。
オリジナル版での条件は以下の通り。
- グレート・エイジャが下、日勝が上になるよう位置を取る(リングの隅である必要はない)
- エイジャが左上を向いている(カメラに背を向けている)状態でカミツキ(青)を受ける
これを満たすとごく稀にエイジャ目掛けて空き缶が飛んでくる。
これに激怒したエイジャはリングを飛び出し、缶を投げた犯人をボコボコにしてから戻ってくる。
この空き缶を投げつけた犯人こそがワタナベ父である。
尚、エイジャのカミツキにはヒットエフェクトが黄色(=毒)と青色(=能力Down)の2種類があり、このうち後者を喰らった時のみでしかイベントは発生しない。
大抵はこちらが毒状態になっていないと黄色、既に毒だと青色を高確率で使うので、イベントを狙う場合は一度毒になった後、次のカミツキが来るまでわざと回復せずに待つようにすればいい。
イベント発生率は非常に低いため、見るにはひたすら気合いためで回復しながらカミツキ(青)を誘って粘る必要がある(イベント自体知らないプレイヤーも多かっただろう)。
リメイク版でも健在だが、発生条件が「エイジャが画面から背を向けた状態で噛みつき攻撃を受ける」とやや緩くなっており、ワタナベイベントが起こりやすくなった(必ず左上に向くようにする必要はなく、右上に向いている状態でも発生する)。
ボイスが付いたので、投げた犯人がワタナベだと分かりやすくなっている(SF編や原始編を除けばワタナベ親子の声優は統一されている)。
尚、ボイスによるとエイジャは空き缶を投げつけられたからだけでなく、ワタナベから「八百長野郎」と罵られて怒った心情が判明した。何かと不憫な目に会うワタナベだが、(盗賊である幕末編を除けば)今回ばかりはワタナベの自業自得である(悪役レスラーなのでラフプレイに「汚いぞ」と罵られるのは慣れているだろうが、真偽はともかく八百長呼ばわりされた挙げ句、空き缶をぶつけられたら怒るのは当然である。良い子は真似しないように)。
尚、攻略本では全編に登場するワタナベの特徴について、
- 親子で登場
- 親が死ぬ 又はこわれる
- 子供が泣く
と記載されている。
そのため「エイジャはワタナベを殺害したのでは?」と囁かれもするのだが……
- オリジナル版:実は条件さえ満たせば1試合中に何度も空き缶を投げては何度もボコられる
- リメイク版:1試合につき1回限りとなったものの、エイジャと再戦すればまた空き缶を投げつけてボコられる
……と、どちらもワタナベ父の生存を示唆するものとなっている。
まあ、流石に悪役レスラーであっても、観客を暴行殺人までしたら大問題になるだろうし、普通に考えれば死んでいないと考えるのが妥当だろう。