ストーリー
西暦2315年、ケンタウルス座A銀河に、高度な知的活動を営む生物集団マストドンが住んでいた。彼らは要塞母船フォボスを旗艦とする侵略宇宙船団を太陽系に送り込み、太陽系惑星の衛星に前線基地を建設したのだ。
我が太陽系防衛軍は、最新鋭機ゲイモスを防衛戦へと送り込むことを決定した。ゲイモスは、太陽系防衛軍の本部基地である地球を飛び立ち、月に建設されたマストドンの前線基地破壊に乗り出した。
敵の要塞母船フォボスは高度なワープ機能を持っており、突然現れては次々にワープを繰り出す。それを追うゲイモスの闘いの旅は、火星、木星、土星、海王星、冥王星へとつづき、マストドンを太陽系の外に追い出すのだ。
(ゲイモス取り扱い説明書より)
概要
1985年にマイクロニクスが開発し、アスキーが発売したファミリーコンピュータ用カセット。
まだファミコンでは珍しかった3人称による疑似3Dシューティングゲームで、以降の同ジャンルにもない特徴として、対空攻撃のみならず対地攻撃が可能であった。
全6ラウンドのループゲーで、各ラウンドのボスである要塞母船フォボスは中心に対空攻撃を5発当てると破壊できるが、時間制限があり、時間内に破壊できなければラウンドの最初からリスタートすることになる。
モードが2つ用意されており、「モードA」は自機を画面内に移動させる普通の3Dシューティングであるが、「モードB」は自機が常に中央に位置し、その動きに合わせて敵の方が位置を変えるという、ファミコン黎明期にしては案外高度な処理を行っている。
また、モードBのときだけ地上攻撃用にマーカーが表示される。
肝心のゲームの方はというと、難易度と背景と敵の色以外、ラウンドが進んでも変化らしい変化は無く単調であり、世の評価は芳しくない。
関連動画
モードA
モードB