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プロフィール編集

一人称わたくし
年齢不明
身長155cm
初戦日不明(アニメでの初戦闘は8月16日)
好物甘いもの
趣味探している最中
CV若山詩音

概要編集

コゼット・シュナイダーの身体を媒介として顕現したムジカート運命」を指す。主にアニメ版である『takt op. Destiny』にて登場する。


アニメ版編集

コゼット運命ちゃん


D2の襲撃によって瀕死の重傷を負ったコゼットの身体と、彼女が身につけていたハルモニア鉱石と思わしきペンダントを媒体に顕現したムジカート

契約の際、同じく襲撃に巻き込まれた朝雛タクト右腕を捕食、彼を基本「マエストロ」と呼んでいる。


元気で表情豊かだったコゼットの人格は完全に上書きされているようで、物語前半時点では常に無表情。一人称もコゼットの「私」から「わたくし」となり、機械的で慇懃な口調で話す。とはいえ無感情というわけではなく、話が進むにつれ淡々と冗談を飛ばしたり、アンナから食べ過ぎないよう指摘された途端に動揺して早口になった場面も。

性格は総じて「知性のある赤ん坊」といったところで、好奇心旺盛で遠慮知らず。特に甘味には目がなく、アンナが作ったタルトタタンをきっかけにその虜となった。本人曰く「日々、成長している」が、人間社会の常識を理解していないがゆえの奇行もチラホラ。特に、D2に反応して建築物の壁に穴を開けて飛び出していく姿は前半のお約束となっていた。

コンダクターであるタクトからはポンコツ呼ばわりされてはいるが、彼をピアノしか取り柄の無い駄目人間として淡々と言い返すのにも遠慮は無い。だが同時に「マエストロ」としては認めており、互いに本音を言い合える関係と言える。


『交響曲第5番ハ短調作品67』destiny

シンフォニカでも把握していない独自のプロセスを経て顕現したためか、不安定かつ未知の部分が多い。ピンクのかかった銀髪に赤いドレスの戦闘形態と、金髪の通常形態(所謂変身の概念)が存在するのも彼女のみ。ちなみに通常形態時のコゼットとの違いは、赤いカチューシャ、そして同じく赤いアイラインの入った水色の瞳。

戦闘時に消費するエネルギーの一部をタクトの生命力に依存しているがその持久力には難があり、それを補うためか高カロリーの菓子類をしばしば暴食している。

ムジカートとしての行動原理は愚直なまでに純粋。「D2を殲滅し、人間を守る」という使命に極めて忠実で、敵の存在を察知すれば一直線に突撃する脳筋レニー曰く「ムジカートとしての本能が特に強い」せいらしいが、彼女を指揮するタクトがろくに制止しないのも無関係ではないだろう。

使用武器は大剣にも変形する狙撃銃。切り替える事で遠近両用の万能武器となる筈だが、出力調整と命中精度に揃って課題を抱えている。最初はタクトのリスクも気にせず高火力の攻撃を乱発していたが、話数が進むにつれ消耗を抑えつつも精度の高い狙撃を身に着けていく。


アンナから「妹」という役割を求められている事をとりあえずは理解しており、彼女を「(アンナ)お姉ちゃん」と呼ぶようにしている。一方で、運命自身が純粋にアンナを慕っているのも確か。

甘味へ執着するきっかけとなったタルトタタンが、コゼットとアンナにとって思い出のお菓子である事や、アンナにD2が迫った際に誰よりも早く駆け付けた姿など、コゼットの影響と思われる面も見せる。


当初は甘味や戦闘にしか興味がなかったものの、話が進むにつれ人間味を帯び、表情や抑揚に変化が出始めた他、人助け等の思いやりある行動を取るようになった。そしてムジカートとしてタクトの奏でる音楽を守りたい、音楽家としての彼を生かしたいと思う気持ちが強くなっていく。また、アンナから「コゼット」と呼ばれなくなったことから、「コゼットの代わり」としての自身の扱いに思うところが出始めていた。

そしてシントラー地獄との戦いを経て、「お前」「ポンコツムジカート」呼びしていたタクトから初めて「運命」と名前で呼ばれる。彼の生命力を使うことへの罪悪感を乗り越えた末「マエストロの作った曲を聴きたい」という願いを口にし彼と共に戦う覚悟を決めた。

そして帰還後、アンナからもコゼットの代わりとして扱っていたことを謝罪され、「コゼット」ではなく「運命」と呼ばせてほしい旨を告げられる。運命からアンナへの「お姉ちゃん」呼びは「自分もアンナと呼び捨てした方がいいのか」という問いに答えられる形で継続となり、運命自身のアンナを慕う気持ちが受け止められ、彼女に本当の「妹」として迎え入れられる。運命もアンナの抱擁に頬を染めて応じ、関係が大きく進展した。


物語が進むにつれタクトの痣は左腕から徐々に全身を侵蝕。ニューヨークに着いてアンナの姉・ロッテの診断を受けた結果、タクト共々複雑なバランスで存在を維持していることが判り、戦いを続ければ共倒れになってしまうことが語られる。

戦わずに残りの時間を過ごす道も提示されるが、タクト共々音楽を取り戻したい気持ちに変わりはなく「D2を全て倒し音楽を取り戻したらここでオーケストラを聴く」約束をセントラルパークでタクトと交わす。

しかしシンフォニカ所属のグランドマエストロ・ザーガンが、人知れずアメリカに集めたD2を国民諸共滅ぼす計画を立てており……。


関連イラスト編集

Destiny/Cosette運命

運命🌹タクトオーパス🎹Unmei


関連タグ編集

taktop.

コゼット・シュナイダー

アンナ運命


















結末編集

アニメ最終回のネタバレ注意














ザーガン、そして天国地獄が合体したムジカート・地獄のオルフェとの戦いを終え、満身創痍で浜辺に横たわるタクトと運命。


タクトは「自作の曲を運命に聞かせる」約束をワンフレーズを歌う形で果たし、互いにそう長くないことをわかっていながら、いつものように憎まれ口を叩き合い静かに眠りにつく。


運命は、タクトの右腕のあるべき場所を手を繋ぐように握りしめ、彼の白くなった髪を横に流し安らかな寝顔を見つめる。

そして、彼が理不尽に巻きこまれ、世界に抗い、自身の望む未来を作るため、相棒に生命力を与え身を賭して戦った証である、今や顔の殆どを蝕んだ赤い痣と素肌の境に触れ生まれて初めての涙を流す。



切なげに、愛おしげに彼に近づき、長いキスを捧げる運命。


「タクト。あなたのことが、好きです」


そしてこれまでで一番の笑顔を浮かべ、赤い花弁と共に消滅。

世界に触れ、心を知った彼女は、初めてタクトの名だけを呼び愛の言葉と共に消えた。それはまるで、コゼットの想いも乗せたかのように。


二人きりの白い空間。

戦闘形態が解かれた姿で、手を繋ぐタクトと彼女。

運命の特徴である、赤いカチューシャに水色の瞳、そして物語前半で着ていた白いワンピースを纏いながら、コゼットを思わせるアイラインのない瞳と人間味ある仕草で”彼女”はタクトに何かを話し、彼の右手に”あるもの”を託す。


場面は変わり現実世界。

右腕を還されたタクトは、息のある状態でシンフォニカに発見される。彼の右手には、運命の使っていた銃を思わせる金色のドッグタグ___ムジカートの力の源である『f字孔』が遺されていた。


タクトの生命力を糧に活動していた運命は、自身が消えることでタクトの命を繋いだ。

上記の「赤いカチューシャを付けたアイラインのない彼女」はおそらく運命・コゼット双方の意思が現れた状態であり、彼女らの意思(願い)でタクトが生かされたと見ることができる。

f字孔についても、単なる運命の力の源泉だけでなく、その色味からコゼットが身に着けていたハルモニア鉱石が変質したものである可能性が高く、「コゼットが身に着けていたハルモニア鉱石に、運命の力や思念が刻まれたもの」と捉えることもできるだろう。


ロッテらシンフォニカにコールドスリープ処置を施され、長い眠りにつくことになったタクト。そして運命のf字孔は「彼女」の手に渡り……


アニメ『takt op.Destiny』は、ゲームとアニメで「運命」の声と姿が異なる理由で締めくくられる。



ゲーム版では編集

この時代において、突然現れた二人目の「運命」と呼ばれる少女。

一般常識に欠けており、歯に衣着せない言動やつかみどころのない振る舞いが多い。かなり天然の気が強い。

食事、とりわけ甘い物への興味が強く、お菓子にふらふらと吸い寄せられがち。

(召喚時のプロフィールより)


リリース直前生放送にてアニメ版とのコラボが発表され、「運命(コゼット)」名義での参戦が決定。2023年7月26日~8月16日開催の期間限定イベント「扉を開けば」にて登場、及び期間限定ガチャで実装された。

また、それに先んじて直前まで開催された巨人の実装記念イベント「巨人の凱旋」ストーリーのラストにも先行登場している。

その他、一部クエストでも(顔こそ影で隠れているが)敵キャラクターとして登場。


初期星は3、ロールはアタッカー。アンナ運命との同時編成で高火力を狙える「ダブル運命」編成が、攻略に活躍している。


シナリオ本編ではシンフォニカ音楽堂内の記録室から現れ、アンナ運命と交戦した後、間もなく姿を消す。

しかしこの時はっきり彼女の姿を把握できたのは、タクト、アンナ運命巨人ワルキューレの4人のみ。他の面々は不明瞭な姿しか認識できず、シンフォニカの監視設備でも姿が曖昧にしか記録されていなかった。自然と会話に交ざっても違和感を持たせなかったりと、存在が不安定なためなのか認識阻害の類が発生している模様。


タクト、アンナ運命に続き彼女も記憶の大半を失っており、慇懃気味な性格こそアニメ本編と変わらないものの、アンナ運命の素体が”姉”であることは知る由もない。

ただし嘗ての記憶は朧気ながら残っているようで、「お姉ちゃん」という言葉が口を衝いて出たり、タクトを心の底で大切な存在として覚えていたりと20年前を思わせる場面も多々ある。

列車でワルキューレと再会した際はニューヨークでアンナとロッテを守ってくれたことへの感謝を述べており、アンナ運命が作ったタルトタタンに呼び寄せられた際は「この味を待っていた」「お姉ちゃんの味に会えた」と語りながらタルトタタンを頬張っている。この甘いものを前にがっつく様には、タクトも20年前のような調子を取り戻していた。


その日の夜、タクトの私室に向かい彼と邂逅。互いに何も思い出せないままだったが、大切な存在であることもまた互いに感じ取っており、タクトの口を衝いて出た「コゼット」の名に親しみを覚え、以降彼女の呼称として使われるようになった。


コゼットの死を受け入れてタクト、アンナから「運命」と呼ばれるようになったアニメ本編とは逆とも言える道筋を辿っているが、ティーブレイクでは「(アンナ運命と呼び分ける際に)ややこしいので名前を譲った」という便宜上の理由にも言及されている。また、存在自体が不安定なためか1人ではシンフォニカの外には出られないらしい。

復活した理由はハッキリとはわかっていないものの、「巨人、タクト、ワルキューレ、アンナ(運命)と嘗ての面々が揃ったからではないか」と巨人は推測しており、「奇跡は起こる時はやすやすと起こる」とも言及している。


ゲーム内では医務室の近くや機関室などにたむろしていることが多く、「お腹が空きました」だの「甘いものが食べたいです」だのボヤいている。なお、意外かもしれないが、食堂にいるときは「D2はどこですか?」と言うことが多い。


タクト、アンナ(運命)だけでなく彼女も記憶を失っていることは少なからずファンに衝撃を与えたが、もし記憶が残っていた場合、命と引き換えに守ったマエストロは記憶を失い、義姉は自身の後を継ぎ人間をやめて押しかけ女房となっている(しかも2人とも自分を覚えていない)という捉えようによってはあんまりにもあんまりな状況の為、1人だけ覚えているよりは幸せかもしれないという声も。

但しコゼット運命、弾いてはタクトの記憶が戻った時に3人で幸せになってしまうという救済解釈も可能と言えば可能ではある(あくまで、可能性の一つだが)。



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