「イランカラプテ!おれはコロポックル、フキの下の小人。おまえは汚い大人に…… ならないでよな。」
概要
新学期キャンペーン!2019『新学期転光召喚2019 その②』ピックアップ転光召喚にて実装。
身長:130cm/体重:60kg/転光日:12/30
人物
異世界カムイコタン出身の少年の姿をした「転光生」、常に自分の背丈より大きなフキを持っている。本来フキよりも背丈が低い子どもにだけ見ることができる不思議な存在、幼き者を何よりも愛しているため、子どもたちだけの楽園を作る事を願っている。
教導を是とする真三大ギルドの一角「ルールメイカーズ」の世界代行者が一人。これはシステム・カムイコタンが文明の発展に一定の上限を設け、世界の崩壊を遅らせるという、機構維持の方向性に基づく。
手に持つフキは「神器」であり、葉の外にいる者に激しい吹雪を、葉の下にいる者を吹雪から護る力を有している。この吹雪は晒される者の生きる力を段々と奪っていく。フキの葉は陽光を遮り通さない、そのため太陽絡みの攻撃であればどんなに強く速くとも停めることができる、それら以外の攻撃に対してもかなりの防御性能を発揮している描写が見受けられる。また葉の下にいる者の姿を隠す隠密機能も備わっており、これが原因で2022年のクリスマスイベントではとある事件が起きているいる。この「神器」は吹雪吹き荒れる極寒の凍土において機能するカムイコタンの「世界柱」であり、幾星霜もの記憶を留めている。
子供相手には優しく過度なまでに甘やかしてくる、自身が成長上限を示す物差しであるためか兄が下の兄弟を相手する様に子供に接する。ある者曰く「気持ち悪いガキ向け面」
「そこに在るのは無知なる幸せな子供であるべきだ」という考えを持っているため、収録ボイスには「何も知らなくていい」「考えなくていい」といった発言が多い。
子どもが大人になる事や子どもを騙す事に強い拒否感を持っており、大人になる事を「汚れる」と表現し、銀狼のカムイが育て上げた英雄達の最期については「大人にならずにすんだ」と評価している。
しかし、異世界カムイコタンはその性質上、子供を犠牲にすることで成り立っており、子供を使い潰す機構に憤りを感じてはいるものの、世界を存続させるためと割り切れている。
そして彼自身、自らを子供の括りには含んでいない
大人に対しては冷淡かつ非情な態度をとり、見られる事自体を避けている。この過剰なまでの大人への嫌悪は、過去に無理やり自分の姿を暴いた事への恨みでもある。
大人であると判断すれば例えどれ程親しかった者であろうと牙を向き、本編中で主人公に関するある事実が発覚した際、最初に手を下しにきた代行者は彼であった。
しかし、必要とあらば渋々ながらもコンタクトを取ることもあり、同ギルドの代行者、超人大教皇や学生司法警察とは本人たちの善良さもあってか普通に関わっている。
学生裁判官とは自身の世界柱としての能力を頼られていたこともあり仲も良好であったが、本編にて自身に知らされず行われたある作戦が原因で険悪な雰囲気が漂っている。
ニライカナイの代行者とは、能力的にも性格的にも非常に相性が悪く、犬猿の仲である。
元ネタ・モチーフ
アイヌ説話に伝わる、アイヌ民族よりも前から北海道の土地に住まう種族コㇿポックㇽ。近年は妖怪や精霊の類として認知されているが、その仔細は不明である。
決して姿を見せず、アイヌとは獲物を交換するなどして共存していたが、あるときコㇿポックㇽの姿を暴いてしまったが為に、コㇿポックㇽは去っていったという。
容姿
雪のように白い肌を持つふくよかな少年の姿をしており、雪の結晶に似た光輪が頭上に浮いている、常にマタンプㇱ(鉢巻)を巻いていて、色の違う前髪が一本出ている、また瞳孔にも雪の結晶の様な文様があり、下腹部から大腿にかけて線状の刺青が確認できる。
着物や学ランのスキンでは腰にイクパスイ(祭具)を付けているがこれはある英雄が持っていたものだそう。
スキンごとに
星3
- アイヌの着物に肩から学ランを羽織り、テクンペ(手甲)やタマサイ(首飾り)を付けている、非常に軽装で下半身にいたってはマンタリ(前掛け)とチェプケㇼ(鮭皮製の靴)のみである。
- 学ラン姿で各所にアイヌの紋様がある、肩掛け鞄を掛けており、柄は1つ目のスキンの着物に似ている。
- ボーイスカウトの制服姿で下には水着を履いている、このスキンでのみフキを持っておらず、代わりにSCOUTと書かれた旗を持っている。
星5
- 星3の1つ目のスキンとほとんど変わらないが、吹雪に煽られ肩に羽織っていた学ランが吹き飛んでいる。
- 1つ目のスキンよりも着物がはだけている
性能
星3 | 星5 | |
---|---|---|
二つ名 | 【スカウトリーダー】 | 【文明の終焉】 |
コスト | 8 | 24 |
属性 | 世界 | 世界 |
武器 | 魔法 | 魔法 |
cs | 離霜険氷(トイチセウンクル) | (同左) |
cs効果 | 敵に自属性・魔法ダメージ+敵に吹き飛ばし1マス+敵にHP激減+周囲1マスに祝福付与 | 敵に自属性全域ダメージ(基本倍率3倍)+敵に吹き飛ばし1マス+敵にHP超激減+周囲1マスに祝福付与 |
星3
フェーズ開始時に弱体無効や回復で耐久を上げつつ、
味方に閃きや守護を付与する事もできる、
攻撃時に凍結を付与する事ができるが、
星5の特徴であるHP減少系のスキルがcsを除いて剥奪されているため火力は期待できない。
星5
星3のおおよそ上位互換、
自分にバフを付与するタイミングがターン開始時に変わり、
味方へのバフの範囲が全域に拡大した、
また凍結を付与する確率が上昇し、
星3になかった様々なタイミングでのHP減少系スキルが発動、
csの攻撃が全域となり、3×3のボスや多数の敵相手に強くなった。
スキル進化クエストを攻略することでスキル4が変化、
凍結が最大4つ重複されるようになり、
移動フェーズ終了時にもHP減少が追加された。
共通
HPが高い上、耐久用のバフを自身に付与するので、かなりの防御性能を持つ、
攻撃力自体は低いが凍結やHP減少により相手を削っていく、
吹雪によって相手の生命力を奪う能力が表現されている、
尚、通常攻撃のHP減少は攻撃後に発動するため削り切ったとしてもHPが1残るため注意、
攻撃バフはあまり効果がないが、連撃に関しては上記のスキル発動のタイミング等から相性が良い。(連撃を行っても氷結が重複されるのは1ターンに1度まで)
移動時発動スキルがない事や、空振り時にも回避やcp上昇があることから、積極的に動かす必要はあまりなく、
上記の耐久性能等から固定砲台としての活躍を期待できる。
関連人物
ベイブ・バニヤン
異世界グレイトスピリット出身の転光生であり、現状判明している唯一の王子坊学園の同校生、学友として彼を好ましく思っており、「大きくなりたい」と背伸びしたがる彼の姿に嬉しさと寂しさを覚えている。しかしながら本編においてはとある事情から対立関係にある。
ホロケウカムイ
同郷カムイコタン出身の転光生、幼子を英雄として育て上げ世界へと捧げる役割と、その実直さを評価している、コロポックル自身も幼子を消費する機構には憤りを感じてはいるが、割り切れてもいるため、ホロケウカムイの役割との葛藤には共感を示していない。
ティダ
敵対する西ギルド、ウォーモンガースの世界代行者が一人、少年でありながら好色である彼はコロポックルの基準的に無垢な子供の枠組みを外れており、その在り方を快く思っておらず、ティダもまた反りが合わずカタブツであるコロポックルの事が気に食わないそう、幾度となく会敵しているが互いに能力の相性が悪く決定打に欠けるため、決着が付かない。
タヂカラオ
異世界タカマガハラ出身の転校生、コロポックルが最も嫌悪する事柄である、暴くことに特化した権能を持ち、そして彼自身の隠しているものを暴きたくなるという気質のためか、嫌われている。
ホルス
同ギルド所属のアァルの世界代行者、彼自身の幼少の経験より大人の意思に子供が振り回されるのを良しとしないため、コロポックルの考えに一部共感を示している。
イツァムナー
異世界エルドラド出身の転校生、蜥蜴の姿をした転校生であるため寒さにとても弱く、吹雪を操る事の出来るコロポックルには苦手意識を持っている。
余談
cs名、「離霜険氷」は、霜が降りたことから厳しい冬の訪れを予測するように、災の予兆を検知し備えるということわざ「履霜険氷」を元にしているまた読みである「トイチセウンクル」は、コㇿポックㇽの別名アイヌ語で(竪穴に住む人)を意味する「トィチセウンクㇽ」から来ている。
撤退ボイスに「水も魚も、枯れ果てぇっ!」とあるが、十勝地方の伝承ではコㇿポックㇽが去るとき「トカップチ」(水は枯れ、魚は腐れ)と呪いの言葉を遺したとされる。
サモペディア5にて様々な情報が公開されているので、気になる方は購入、参照されたし。