CV:江川央生
概要
難易度が色々とオカシイことで有名な2D対戦格闘ゲーム『カイザーナックル』の中ボス・・・否、厨ボスの一人。ロシア出身のサンボ(空手と柔道をミックスした格闘技)使いで、道着にロシア帽という特徴的な格好に、がっしりとしたいかにも厳つそうな体格の人物。詳しい人物像については不明だが、格闘技への真摯な態度や「ターニャ」という恋人を探して世界を放浪するなど、真面目な人格者っぽい側面がうかがえる。
格ゲー界最強クラスの『投げの鬼神』
ゴンザレスの厨性能を一言でいえば「地上にいると勝てないである」。なにそれこわい。
アホかと思うだろうが、事実だからしょうがない。
主な原因は――
- 即座に投げ間合いに入り込めてしまう
- 発生から終わりまでの発動時間も長く、なぜか3hitする緊急回避用の前転
- そもそもCPUが遠慮なくガンガン使う
プレイヤーがゴンザレスにすべきことはまずとにかくジャンプするであり、対戦スタートと同時にジャンプをし忘れた時点で死亡フラグが立つ。
特筆すべきは投げ技が強いキャラの中でも特殊レベルでの『吸引力がある』ということ。彼に限っては一瞬で自分から近づくため、どちらかというと「吸着力」である。投げ判定の間合いはキャラ1.5人分と「大抵の格ゲーにおける投げ技が強いキャラの間合い」なのだが、通常の投げ攻撃からしてこれである。そして、その威力も凄まじく、大体3回投げたら試合が終わる。
※「開幕投げ間合い」、「前転受け身は動作中完全無敵」という部分については強者プレイヤー達のやり込みや研究により現在では否定されている。勘違いが多かった原因としては「MUGEN」でやたら性能が強化改造されたゴンザレスをAC版のキャラ性能と同じだと思いこんでいる人間が多く、誰も疑うこと無く定説として流布されていたことも一因。
なお、調整版である『断仇牙』では彼もプレイヤーキャラとして選択できるのだが、緊急回避兼攻撃技だった前転に(無敵時間こそ増えたが)攻撃判定がなくなったり、必殺投げ二種は投げ間合いが狭くなって威力も抑えられたりと、さすがにぶっ飛んだ性能は下方修正された(その代わり、最終奥義「超銀河投げ」が追加された)。とはいえ、それでも脅威的な性能を誇る投げキャラであることには変わりなく、あのジェネラルに即死の診断結果を突きつけられるのは、おそらく彼ぐらいであろう。
余談
なお、昔のゲームにはよくあることだが、ゲーセンの環境上、音声がこもってしまい台詞に空耳現象が発生している。とくに必殺技「大竜巻落とし」「大車輪投げ」が、「ハイ!竜巻落とし」だの「パ●●リ投げ」だの言われてしまう。そして勝ち台詞の「ハラショー」も「楽勝!!」とかに聞こえてしまう。