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概要編集

Fate/Grand Orderの期間限定イベント『惑う鳴鳳荘の考察』の登場人物。

イラストはクー・フーリン(キャスター)小次郎ディルムッドと同じまた氏(本人のtwitterより)。


カリブ海に出現した特異点でのカルデア一行の映画撮影に突如合流してきた謎の人物。

サーヴァントではあるようで、映画の撮影のために喚ばれたらしいことはわかるが自分の名前などは思い出せないという。紫式部の発案で、キャストが決まっていなかった「サラザール」という使用人役を演じてもらうことになった。


真名が不明なままなので、作中でも役名の「サラザール」で通している。


人物編集

黒髪褐色の肌をした美青年。一人称は私。貴族風のオシャレな服と手袋といったファッションをしている。また、サーベルを携行し、金のチェーンで十字架を身に付けている。

初登場のシーンで流れたBGMは封鎖終局四海オケアノスのものだった。特異点の舞台がカリブということもあり、海賊・船乗り系の英霊であることを匂わせる。


キザな口調でクールに振る舞っているが、マシュ・キリエライトに対してことあるごとにナンパを始めるのでその都度主人公に止められている。メカクレの女の子が好きなのだろうか。


真名については服装やこれまでの描写より有志が色々と推測していたが、本イベント中で明かされることとなった。

その正体はこちら→???(リンク先ネタバレ注意)


役としてのサラザール編集

記憶喪失のところを大統領のミゲル・アンヘル・コルテスに拾われた青年。

それ以降は使用人としてミゲルに仕えており、必要に応じて何でもこなす。ミゲルの葬式も、彼が神父となって執り行ったという。


脚本担当の紫式部が倒れて以降の即興劇ではミゲルの妻、ガブリエラが飲んだ毒薬を仕込んだ犯人。その後トラウマとなっていた砲声(実際は棚から落ちた劇薬が炸裂した音)を聞いてしまい、狂乱状態となってバルガスに襲いかかった結果彼と相討ちになった。


ローマ・クレイシからはクーデター後に行方不明となった親友、ダイゾー・オカではないかと疑われており、演者達の考察によっては実際に彼がダイゾーだったとして物語が進行する。


紫式部が本来構想していた展開でもやはり正体はダイゾーとして設定されている。この構想においてダイゾー(=サラザール)はガブリエラの実兄であり、彼女と惹かれ合うものの正体が判明したことで結ばれない、という役所だった。アンデルセンによれば「源氏物語」における薫大将と浮舟の要素を取り入れた展開とのこと。


本来の構想を軸にあらゆる素材を取り入れて制作された最終版では正体に関する要素は排除され、記憶喪失の所をミゲルに拾われた恩から純粋に忠誠を誓っていると再設定。ガブリエラが倒れた事件も彼の関与していない自殺未遂とされた。

ミゲルからは腹心として全幅の信頼を置かれており、彼からガブリエラに宛てた遺書の開封タイミングを一任されていた。またバルガス殺害に関しては、その遺書の入った隠し金庫にバルガスが偶然近付いてしまい、彼を盗人と勘違いした結果と改変された。


関連タグ編集

Fate/Grand Order 惑う鳴鳳荘の考察 褐色

アントニオ・サラザール:ポルトガルの政治家。「サラザール」の名を持つ世界史上の人物だが、あくまで役名なので彼とはほとんど関係ないと思われる。

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