概要
正式名称はサントメ・プリンシペ共和国。首都はサントメ。
面積1001平方km(東京都の約半分)、人口22.7万人(2022年)。
ギニア湾に浮かぶサントメ島、プリンシペ島、その周囲の島々からなる共和国。
1522年よりポルトガルの植民地となっていたが、1975年にマヌエル・ピント・ダ・コスタを初代大統領として独立。
社会
治安
2003年に軍事クーデターが発生するも未遂に終わり、政情は比較的安定しているがインフレや失業率を背景とした強盗やひったくりが頻発、沖合では海賊行為が発生。特筆すべきは麻薬の蔓延で、国内全体で深刻な問題となっている。
経済
カカオ豆の生産・輸出に依存しており、経済基盤が非常に脆弱となっている。そのため2000年時点の対外債務残高が、GDPの4.6倍という事実上の破産状態だったが、沖合に石油鉱床が発見され経済の立て直しに期待がかかる。
渡航
15日を超える滞在は査証が必要だが、日本にサントメ・プリンシペ大使館はないため、中国やポルトガル、アンゴラやガボンのサントメ・プリンシペ大使館にて申請が必要。日本大使館はガボンが兼轄。
日本の外務省は厳しい経済状況への不満からデモや集会が暴動に発展することがあるため十分注意してくださいとのこと。