概要
「シュヤーマ」と「シャバラ」の二匹で冥界の門番をしており、死者が冥界にやってくるとヤマの下へ案内する役割を背負っている。
『マハーバーラタ』においてはメール山で命を絶ったパーンダヴァを浄土に導いている。
母親はインドラ神の眷属にして猛獣や犬の祖先(百獣の祖先とも)と呼ばれている「サラマー」で、外見は四つ目でマダラ模様という神獣の子供達に相応しい浮世離れした姿をしている。
冥界で門番をする獣がいるという伝承は他のインド・ヨーロッパ語族の神話にも見られ、有名なものではギリシャ神話のケルベロスや北欧神話のガルムなどが存在する。
登場作品
ゲゲゲの鬼太郎
「地獄編」にて冥府の使いである鳩として登場…は、鳩?一応、主人は原典と変わらず閻魔大王なのだが。
冥府で暮らす死者に再生通知を届ける役目を持っている。
遊戯王ZEXAL
彼らをモチーフとした「No.14強欲のサラメーヤ」が登場。