概要
ガイア星マゼラン大陸より南方にある暗黒大陸に本拠を構える謎の侵略軍団。その目的は世界征服である。
謎の支配者であるフューラーザタリオンが率いており、その配下にブラッディザク率いる陸海空の3軍団からなる正規軍、フューラー直属の親衛隊ザタリオンSSが存在している。
階級はメガコマンダー、コマンダー、サブコマンドと言う三段階。
彼らの基地は猛暑と極寒が交互に訪れる暗黒大陸の中央部にある。
このザタリオン帝国に対抗するべくコマンドガンダムはだらけ切っていたガンダム達を鍛え上げてG-ARMSを結成したのだ。
戦いの最中、ザタリオンSSの本当の狙いは大昔にVコマンドガンダムに追われ、暗黒大陸の地底に落下していたフューラーを復活させると言う事が判明。
実はザタリオン帝国自体は昔から銀河連邦のある銀河系から210万光年離れた銀河系にある文明国家であり、それが総司令官フューラーに率いられてSDUC0179年に突如として銀河侵略に乗り出しており、銀河連邦と交戦状態になっていた。そして0196年にア・バオア・クー星系の総決戦府にまで追い詰められたフューラーはコマンドガンダムらに追われる形で逃亡し、ガイアに落下してきたのだ。
フューラーとザタリオンSSはブラッディザクと陸軍を切り捨てたが陸軍はG-ARMSと共闘を開始した。戦いの果てにフューラーは逃走し、Vコマンドガンダムは彼を追いかける事となった。
だがその後、ジオニック・コネクションと言う新たなる悪が襲来するのであった・・・
後に発覚した事だが実はジオニック・コネクションにはコスモザタリオン帝国と言う黒幕が存在しており、名前から見てフューラー達ザタリオン帝国もこの軍勢の傘下であるようだった。
構成メンバー
首脳部
ザタリオン帝国の支配者。
正規軍
ブラッディザクが率いている軍団。陸軍、海軍、空軍からなる。
戦いの最中、陸軍とブラッディはフューラーとSSに切り捨てられG-ARMSと合流、海軍と空軍はフューラーについた。
後に陸軍はドンブラッディの下でブラッディファミリーとして活動した。
正規軍総司令官(メガコマンダー)。
コマンドガンダムを一方的にライバル視しつつも戦いの中で友情が芽生える。最終的にG-ARMSに合流したのはこの事も大きい(本人はコマンドガンダムを倒すのは自分だと言って憚らないが)。
陸軍
- コマンダーケンプファー
陸軍を率いる将軍。
ブラッディザクと固い絆で結ばれており、ガンパンツァーZZをライバル視している。でかい態度でハッタリが得意。頭部に大型ガトリング砲を隠し持つ。
ブラッディがフューラーに反旗を翻した際、正規軍三軍の内、彼以下陸軍だけがブラッディに従った。
- ザクⅡ
陸軍のサブコマンド。
武装は地味ながら、軽さと機動力を身上としている。ブースターパックを装備しており、降下作戦にも対応出来る。
- ドム
陸軍のサブコマンド。
強力な武装とパワーを誇るジャイアントバズーカ使い。
- ガザD
陸軍のサブコマンド。
砲台に変形する。常に最前線に立って突破口を開ける事から高い評価を得ている。
海軍
- コマンダーズゴック
海軍を率いる将軍。
腹部に大砲を装備する。目つきの悪さは天下一品であり、しばしば自分はカッコ良くないのではと悩む。ガンダイバーをライバル視している。
- ハイゴッグ
海軍サブコマンド。
水中での格闘戦が得意な兵士。バックパックユニットはリモートコントロール可能。
- ザク・マリナー
海軍のサブコマンド。
水中作戦での行動はザタリオン軍一素早い。肩のハイドロジェットを脚に装着することで水上戦にも対応。
- ガ・ゾウム
海軍サブコマンド。
敵の航路に機雷をバラまく。とんでもなく深いところまで潜る事が出来るが潜りすぎて性格もふやけつつあるらしい。
空軍
- コマンダーバウ
空軍を率いる将軍。
上半身が戦闘機、下半身が移動砲台に変形する。ガンセイヴァーZをライバル視している。
- メッサー・ドーガ
空軍のサブコマンド。
高出力のジェットエンジンを搭載しておりドッグファイトに優れている。ガンイーグルνをライバル視しており、彼の行動をチェックしているとか。
- ガブスレイ
空軍サブコマンド。
頭部にCCVベーンを装備しており、これにより運動性能は極めて高い。空を飛べない者をバカにしている。
- シュツルム・ディアス
空軍のサブコマンド。
大型ランダムバインダーによる高速飛行が得意。またバインダーは単独行動可能で偵察に使用できる。
親衛隊ザタリオンSS
フューラーを信奉する親衛隊。正規軍とは仲が悪い。隊員たちは全員武器をシールドやバインダーなどの裏に隠している。ティターンズチーム以外は全員女性。
- ザウエルRジャジャ
親衛隊の隊長(メガコマンダー)。
フューラーを崇拝し、彼の復活を目論む。冷静沈着な性格であまり感情を出さないがその本質は冷血で残忍かつ狡猾な悪女。
ブラッディザクとは仲が悪く、彼と正規軍をG-ARMSごと抹殺しようとした事もある。
- キュベレイ
親衛隊の隊員(サブコマンド)。
フォルムが美しい為か女性ファンが多いらしい。
- クインマンサ
親衛隊の隊員(サブコマンド)。
全身に武器を隠し持つ。
- ギラ・ドーガ
親衛隊の隊員(サブコマンド)でザウエルの側近。
シールドの裏に武器を隠し持つ。
ザウエルがスカウトしてきた謎の戦士。その正体はザタリオンに寝返ったガンダムMk-2である。
ICBMハンブラビ、にせガンダムMk-2と共にティターンズチームを編成している。
開発部門
兵器開発を担当しているが役に立たない武器を作ることも。
- Pro.ゲゼ
- Dr.キャトル
- 助手ゾック
その他のメンバー
ザタリオン帝国に参加しているメンバー。雑用係を担当。
…のはずだが、まだ設定が固まってなかったのか、『元祖SDガンダム G-ARMS緊急発進』ではG-ARMS側で呼び出されていた(ガンダムの仲間を呼んでいた最中にコイツが出てきたのでお前じゃないとぶっ飛ばされてしまったが)。
- にせZガンダム
ズゴックがガンダムに変装した姿。だが姿はZガンダムに似ても似つかない。
またの名をにせガンダムズゴック。
ブラッディザクの旧友。
- モビルモンスターザタリゴン
特典ビデオ『元祖SDガンダム G-ARMS緊急発進』に登場。
別次元から闇皇帝とブラックドラゴンを呼び出したブラッディザクが二人の協力を得て作り出したモビルモンスター。
ジオン族のモンスターと闇軍団の妖術、そしてザタリオンの科学技術を合わせたもので、騎士ガンダムと武者頑駄無を苦しめたがG-ARMSと騎士ガンダム軍団、そして武者軍団の総攻撃で敗れ去った。
コスモザタリオン帝国
ジオニック・コネクションを陰から操っていた黒幕的な悪の軍勢。流れから見てザタリオンの上部組織でもあると思われる。暗黒星雲に本拠があると言う。
連邦宇宙軍と長きに渡って激戦を繰り広げている。
表向きはフューラーコマンダーが支配者だが実は本当の支配者はカイザーと言う存在であった。
構成メンバー
首脳部
- カイザー
コスモザタリオンの真の支配者。太古の昔から存在しており、多くの文明を壊滅させてきた。
その正体はマイナスエネルギーから生まれた思念体。
コマンドガンダムはこのカイザーと太古の昔に戦った事があるらしい。
- フューラーコマンダー
マスクコマンダーがフューラーと合体した姿。コスモザタリオンの総帥として全宇宙支配の野望を燃やし、G-ARMS殲滅を目論む。
カイザーの意思に従っていたが後に不信を抱き始める。
黒の部隊
- ダースベルガ
隠密行動を担当する黒の部隊隊長(ギガコマンダー)。
元々はカイザーに滅ぼされた惑星の王族親衛隊隊長だが王家の生き残りであるビギナ・ギナを人質にされたため不本意ながらコスモザタリオンに加担する。
エビルエンペラーGを操ってスーパーG-ARMSと戦うが後に協力する。
- ビギナ・ギナ
辺境星域侵略部隊総督だったが後に黒の部隊の要職になった。その正体はカイザーに滅ぼされた惑星の王族の生き残りで洗脳されて手先にされている。
実はカイザーにとってとんでもない秘密を握っているらしい。
- ガンキラーⅠ
黒の部隊のGキラーズの一員。
誰にでも化けられる変身能力を持ち、スパイや暗殺などの隠密任務を担当する
- ガンキラーⅡ
Gキラーズの一員。元々は連邦宇宙軍の中佐だったが凶悪な戦いぶりが原因でクビにされ、コスモザタリオンに入った。
バズーカ砲が武器。
- モビルモンスタービグ・ザム
Gキラーズの一員である破壊戦闘型モビルモンスター。コスモザタリオンの怪物戦士であるモビルモンスターの中でも最強。
ガンキラーたちと合体してパワーアップする。
- デナンゲー
黒の部隊のロボット兵士。
ガンキラーⅠに使える。
- デナンゾン
黒の部隊のロボット兵士。
ジオニック・コネクションを監視していた。
- エビルS
黒の部隊の隠密隊員。
闇に紛れて情報収集を行う。
- ジャムルフィン
黒の部隊のモビルモンスター。
腕を伸ばす事が出来る。
- バイアラン
黒の部隊のモビルモンスター。
高い機動力を持ち、レーザー砲を装備している。
- α・アジール
黒の部隊のモビルモンスター。
モビルモンスター一の巨体を誇り、メガ粒子砲とファンネルを装備する。
- ゾック
黒の部隊のモビルモンスター。
両腕がファンネルになっている。
- エビルエンペラー
コスモザタリオンがフォートレスエンペラーGを解析して作った巨大ロボット。エビルアタッカーとエビルボマーに分離可能で、エビルボマーはエビルグリフォンに変形する。
ダースベルガしか操縦できない。
赤の部隊
- フレイムサザビー
特殊機動部隊赤の部隊を率いる隊長(ギガコマンダー)。炎や熱を駆使した戦いを得意とする。
かつてVコマンドガンダムと120時間に渡って一騎打ちをしたことがある。
- マラサイ
北部部隊隊員。
普段はそれほど変わった特徴は無いが怒ると凶暴化するバーサーカー。
- リゲルグ
南部部隊隊員。
華麗な動きで敵の攻撃をかわしつつ正確な攻撃で相手を仕留める。
- ヤクト・ドーガ
東部部隊隊員。
正面から戦わずに罠で相手を仕留める卑怯者。
- ドワッジ
西部部隊隊員。
合理的でスマートな戦いを好む知性派だが執着心が強い。