シクロアワオドリン

しくろあわおどりん

有機化合物の一種で阿波踊りに由来する名を持つ。

糖の一種であるラムノースが環形に繋がった構造を持つ有機化合物であり、化学式はC36H30O24である。

環を構成するラムノースが6個のα-シクロアワオドリンと7個のβ-シクロアワオドリンの2種類が存在する。1991年に徳島文理大学で人工的に合成された。「シクロアワオドリン」の名は、この化合物の構造が輪になって阿波踊りを踊っている様子に見えたからである。シクロ-は「環形の～」を意味する接頭辞である。