シャア専用ザズゴググング
しゃあせんようざずごぐぐんぐ
ライバルであるガンダムに勝つためにシャアは一度シャア専用ザク、シャア専用ズゴック、シャア専用ゲルググ、ジオングの四体に分裂した。だが、それぞれが何かに特化した力(ザク→パワー、ズゴック→火力、ゲルググ→スピード、ジオング→頭脳)をもつものの、同時に致命的な欠点(ザク→欠点をベラベラばらすアホ、ズゴック→極端な泣き虫、ゲルググ→持久力ゼロ、ジオング→豆腐メンタル)を兼ね備えてしまったのである。
一応、それぞれ弱点を克服しようとしたが上手くいかず、結局一人に戻る事にした。そして、一人になった姿がこのザズゴググングなのである。
一目見たガンダムは鳥肌が立つほど気持ち悪かったようで、直後に鉄拳制裁ならぬ鉄球制裁を喰らわせた。
真面目に一モビルスーツとして考察するとツッコミどころが出てくるが、元がギャグ漫画なので気にしたら負けである。
シャア専用ザクの頭部と胸部、シャア専用ズゴックの両腕、シャア専用ゲルググのトサカ、そしてジオングの下半身と角という、まさに一年戦争でシャアが搭乗した機体のキメラ…ではなく集大成と言える姿をしている。
え?ゲルググの要素が少なすぎる?ズゴックアームのクローが多い(3本→4本)?細かい事は気にするな。
胸部はあまり細かく描かれていないため個人によって解釈がまちまちで、ゲルググやジオングのもので描かれる事も。
作中ではガンダムの夢の中で、さらにキャスバル専用ガンダムの要素を加えたシャア専用ザズゴググングムが登場した。
追加された要素はガンダムのブイアンテナで、アンテナの中心部からシャアザクの角が生えている。
…ブイアンテナを書き忘れているコマもあるが気にしてはいけない(新装版でも未修正)。
残念ながら作中に登場した他のシャア専用機(リック・ドム・リック・ディアス・百式・サザビー)の要素を兼ね備えたバリエーションは存在しない。
出番はほんのわずかだったが当時の読者に強烈なインパクトを残したようで、リアル頭身のガンプラをミキシングビルドする事で再現した猛者も存在しており、連載当時のボンボンでも投稿されていた。
ガンプラを題材にしたゲーム『ガンダムブレイカー』シリーズでも(完全ではないが)多くのファンによって再現されている。
というか『ガンブレ3』の公式PV第2弾でそれっぽいものが登場した。(下記動画の33秒)