概要
TCG『カードファイト!!ヴァンガード』ブースターパック第3弾「魔侯襲来」で登場した、
グレード3のダークイレギュラーズに属するユニット。
製品イラストは芦田豊雄、霜月えいと(pixivユーザー名「.8」)(韓国語版、イラストを一新)が担当している。
外国カード版は、大抵は露出度が修正されるなどの対応で、
ここまでイラストを一新しているのは非常に異例である。
「魔侯襲来」が発売される直前の2011年7月23日に芦田豊雄が亡くなっていて
本人による描き直しが不可能だからなのか、著作權に問題があるのか、
『ドラえもん』や『ヒカルの碁』のように和装がNGだったのか、など様々な憶測が流れたが
真相は不明である。
名の意味は、「シュティル」はドイツ語で「静か」、「ヴァンピーア」は同じくドイツ語で「吸血鬼」を
表わす単語である。
アニメにおける演出を見れば、そのカード名にも納得が行くだろう。
公式設定
全ての夜を総べる者「ヴァンパイア」の上位眷属。
元は東方の地より渡り来た高名な侍だったが、強大な闇の力に惹かれ、自ら魔族に転身した。
極限まで磨き上げられた剣の腕と、高位吸血鬼としての魔力を合わせ持つ恐るべき夜の王である。
フレーバー
身の程を知るがいい! ブラック・ダウンフォール!
ユニットとしての性能
能力1
メインフェイズ開始時にソウルチャージしてパワー12000になる自動能力。
能力2
メガブラストで相手のリアガードをエンドフェイズ開始時までヴァンガードサークルに移動する起動能力。
「相手のヴァンガードを強制的に変更する」という類を見ない能力である。
起動能力なのである程度の確実性もあり、パワーの低いリアガードに変更すれば
一気にアタックが通りやすくなるだろう。
狙い目はシールド値も削れるエスペシャルインターセプト持ちや、グレードの低いブースト要員。
特に希望の火エルモ等のパワー6000以下のユニットならアタックは非常に通りやすくなる。
また、グレード0のユニットに変えることができれば、
相手はグレード0のみでガードを行わなければならなくなる。
(ただし、インターセプトを封じることはできない)
必然的に完全ガードの能力で切り抜けることも不可能にできるので、可能であれば狙っていきたい。
エンドフェイズになれば相手はソウルからスペリオルライドを行える
(本来のヴァンガードにライドできる)ため、そのターンでトドメを刺したいところ。
逆にこのユニットを相手にする場合は、能力を発動させないようにすることが第一。
具体的には、相手のダメージを4点で止めておき、クリティカルトリガーを狙いながら
一気に押し切る作戦である。
他には、相手のアタックに耐えられるくらいの手札を確保しておくことや、
グレード0を場に残さないようにしておくことだろうか。
可能であれば相手のソウルが8枚になる前に勝負を決められれば良いが、
ダークイレギュラーズはソウルチャージに長けているので、相手のソウル枚数をよく確認してから
判断したい。
もっとも、相手がすでにカウンターブラストを使用し、ダメージゾーンに裏になっているカードがあるなら
心配はいらないだろう。
逆に相手が不自然にカウンターブラストを温存している場合は要注意である。
少々変わった使い方だがオラクルシンクタンクに派遣し、リアガードサークルで起動して
ヴァンガードをグレード1に変更。
その後サイレント・トムで攻撃すると、相手はガードにグレード1しか使えなくなるという状況が起こりうる。
サイレント・トム頼りではあるが非常に強力なので派遣を積極的に考えてもいいかもしれない。
ソウルが溜まりやすく、カウンターブラストを残す構築がさほど難しくないという点だけでも
オラクルシンクタンクは派遣先に適していると言える。
なお、リアガードをヴァンガードサークルに移動させる能力はライドとしては扱わない。
「ライド」はフィールド以外の場所からユニットをヴァンガードサークルに置く事を指すからである。
たとえば臥竜ストライケンに他のリアガードを移動させてもライドではないので
臥竜ストライケンの能力は発動しない。
(むしろ忘れていることの方が多いかもしれないが)登場時に誘発する自動能力を
誤って解決してしまわないように。
逆にエンドフェイズ時のものはライドであるため、ライドしたユニットのライド時の自動能力が誘発したり、
ヴァンガードに移動させたファーストヴァンガードを再びリアガードサークルにスペリオルコールされたりする
可能性がある。
ヴァンガードにされたユニットは最終的にソウルに置かれるため、リアガードを1枚除去したことにもなる。
メディアミックス作品での活躍
アニメ
新城テツが使用。
第32話
魔界侯爵アモンから再ライドして能力を発動、先導アイチのヴァンガードを未来の騎士リューに
強制変更させ勝負を決めた。
ライド時の台詞は『邪悪な翼達よ、暗闇に羽ばたけ! シュティル・ヴァンピーア!』
第53話
リアガードにコールされた。
第60話
葛木カムイとの対戦で、前のファイトの件からカムイに強く警戒されていたため、
ライドしたもののグウィン・ザ・リッパーにコストを回し、最終的に双翅の王ベルゼバブに再ライドされた。
また、ヴァンパイアらしく、背中から翼が生える演出があった。
ライド時の台詞は 『邪悪の翼で、暗闇に羽ばたけ! シュティル・ヴァンピーア!』とわずかに変化していた。
関連タグ
カードファイト!!ヴァンガード ヴァンガードユニット ダークイレギュラーズ
外部リンク
公式
カードリスト | 「カードファイト!! ヴァンガード」 公式ポータルサイト