概要
グランブルーファンタジーに登場する星晶獣「シュヴァリエ」の真の姿。
ザンクティンゼル(主人公の故郷)の祠をいじったばかりに現れた栄光の騎士。不定形物のような形状から虫のような華のような鎧を身にまとい、完全な人型として顕現している。
小説でも登場しており、見た目に関しては「ヴィーラみたい」と評価されている。
パッと見は完全に鎧を着た人間だが、その腕は4本となり、各腕には斧、剣、槍、レイピアを手に持っている。背後にはおそらくアルビオン領主の城跡と思われる塔の残骸があり、シュヴァリエがそこに巻き付いていることがわかる。
シュヴァリエの契宿という種族特性と関係があるのか。あとビットがデカい。
その戦闘形態は「攻防一体」。
イージスマージという全属性の耐性を得たモードによりこちらの攻撃のタイミングをズラし、その防御を崩された場合は代償を伴いながらイージスマージを解除し、高火力の連続攻撃を準備をする。そして弱ったパーティがなんとか彼女を削っても、その努力をあざ笑うかのように光の剣で滅却する。
戦闘パターンはわかりやすいが、鉄壁の防御を崩す技、圧倒的な攻撃力を耐える術を持たねばならず、ある程度削ったら光の剣にも警戒しなくてはならないので苦戦は必須。
マルチバトルでディスペル要因が削った後に別の誰かが殴ってイージスマージが張り直された時は地獄そのもの。立ち上げ主になる時は自分だけでもディスペルは持っておこう。
HLマルチバトルでは何とプライマルビットが2体登場。ODゲージを持ち、普通にダメージが効くが高耐久の個体と、低耐久だが、かなり防御力が高い個体の二種類となる。
それぞれが厄介な性質を持つため、優先的に破壊する事が重要視される。イージスマージは「イージスマージ・ディヴァイド」として健在だが、通常と違って1分の制約がある。
だがこれの厄介な所は「ビット」を回復させる事。せっかく削ったビットが瀕死目前で参加者全員分の回復を受けてピンピンしだす姿は恐怖そのもの。そのため、「ガン無視してシュヴァリエを殴る」よりは「ビットを黙らせてシュヴァリエの攻め手を無くす」戦法が一般的。
そしてダメージを与えてあと一歩となった時、相手も守るのを止めて攻撃に徹するために「イーリアスマージ」を発動する。以降は攻撃が桁はずれた火力に変貌。一発4000の超ダメージをほぼ必ず3回飛ばすというとんでもない大火力娘になる。
どちらが倒れるのが先かという勝負になるため、壁役は大勢欲しいところ。
HLバトルが30人体制になり、大幅に戦闘時の行動に調整が入った結果、「イージスマージ・ディヴァイド」が一回、「イーリアスマージ」が体力半分時に発動に変更。
「ディヴァイド」による停滞時間を気にする必要が無くなった反面、「イーリアスマージ」の超火力モードに耐える時間は大幅に増えた上、終盤は「光の剣」の攻撃に即死効果がつくようになったため、刃と刃のぶつかり合いに勝てる火力と防御力を備える必要性が増した。
召喚石として
召喚した時ははるか上空から姿を現し、こちらを容赦なく屠ったあの光の剣を降らせる。その際イージスマージを発動しているが残念ながら全属性耐性の恩恵は得られない。光の剣を落とす前の慣らしでしかないのだろうか。
追加効果は強化効果消去だが、同一の効果を持つロボミと違って如何せんかかりにくい。
後に4凸が実装されたが、それでも強化効果消去は確定ではなかった。
強化効果消去が確定となるのは更に後に実装された5凸(当然要求される素材も、六竜HLで入手できるアイテムが必要となるなど、敷居も高くなっている)となる。
コラボイベントで手に入った召喚石も「敵の強化効果を1つ消去(確定)」という性能を持つため、それで妥協するか、シュヴァリエ・マグナの5凸を目指して召喚石でのディスペルの手を増やすかに悩む騎空士もちらほらといたとか。
BGMは城砦都市アルビオンのBGMアレンジ。ただでさえ壮大だったアルビオンの曲が更に壮大なオーケストラにアレンジされている。人気が非常に高く、オーケストラコンサートではアレンジされて演奏された事も。そして無駄遣いもされている。
シュヴァリエソード・マグナ
かつての調整失敗による壊れ武器
通称シュヴァ剣。シュヴァリエ・マグナ撃破ドロップでも確率が低いが入手可能。ガチャ系のSSRと比べてもある意味で破格の優遇をされる武器であり、かつてグラブルがやらかしたシュヴァ剣事件の遺産である。
ショップにおける武勲の輝き2500で交換できる武器の中で名指しで個数制限がされており、その本数は10本。それ以降の本数を入手したい場合は、シュヴァリエ・マグナやオーディン、ヘクトル等の撃破ドロップが必須となるだろう。
(後に追加されたマグナII新武器も個数制限2個だったが……こちらはスペック相応とも言えなくもない)
実は、ゲーム上で数少ない「同属性の通常攻刃・方陣攻刃」を備えたスキル付きの武器であり、実装当時は唯一無二の複合ダブル攻刃武器だった。
グラブルは攻撃力の算出に攻刃と呼ばれるパッシブスキルを用いているが、「通常攻刃」「方陣攻刃」「EX攻刃」と呼ばれる三種類の攻撃スキルは乗算関係にある。
そのため、本来は試行錯誤しながらバランスよく通常攻刃の武器、方陣攻刃の武器…と武器編成を組み立てるはずなのだが、シュヴァ剣はこの武器1本で乗算関係が成立しており、単独で武器2本分のシナジーを生み出してしまっているという、当時のグラブルの環境においては破壊的な性能を持っていた。
そのため、2016年2月8日に実装された際は「すべての属性を過去にする」とまで言われた武器だった。
当時は弱点以外の属性で攻撃すると与えるダメージが減る属性耐性も存在せず、単純に弱点をつけば1.5倍ダメージ、というようなシステムだったため、なら攻撃力が何倍も高い光属性で殴れば良い、となってしまったのだ。
上述されている個数制限も実装当時はなく、おまけに最終解放しなくても武器スキルが全て発動していたため、毎月2本ずつ交換可能なことも加わり、グラブルの全てのマルチは光属性で無理やり殴ればいい、という環境に陥ることが推察された。
光の速さでナーフ
実装後、わずか一週間で事実上のナーフが決定。
ただしスキル構成に変化はなく、最終解放後の武器レベル120到達時に通常攻刃枠である光の攻刃が発動されるように調整。
更にこのシュヴァ剣のみドロップ率が他の武器に比べ著しく低く設定され(約3分の1)、月別の武器交換在庫もなくなり当時は在庫2本のみ、という強い制限がかけられた。
しかし性能は据え置きであり、あくまでシュヴァ剣が環境に蔓延させるのを遅らせるだけの措置だった。
むしろ、シュヴァ剣を最終解放するために本数が必要になったため、ナーフ決定後もシュヴァリエ・マグナのマルチには凄まじい人数の騎空士が殺到し、救援を出せば2,3秒で埋まるほどの大盛況を見せた。
とはいえ・・・
その後、高性能な渾身武器、攻刃武器などが登場することで神石編成(いわゆる課金武器編成)が台頭し、相対的にマグナ編成(無課金武器編成)・シュヴァ剣の攻撃力自体は目を見張るほどではなくなった。
しかし、現在HPを参照する渾身武器類と違い固定値のダブル攻刃と、複数本用意すればHPを補強できる安定感から未だにこの武器は光属性マグナ編成のトップメタに君臨し続けており、1本装備するごとに得られる強い恩恵もあって、優先度の高い武器なのはかわりない。
ゲーム自体の高難易度化やフルオート機能の強化が進んだ結果、(攻撃力の話ばかりしていたが)HP上昇効果もじわじわと価値を高め、「攻撃力とHPを両立できる優秀な無課金武器」という位置づけに落ち着いている。
余談
それ位に破格優遇されているシュヴァ剣だが、アニメ2期放送記念キャンペーンでも3凸までが限界だった。一方のセレ爪は5凸だったのに……。
2020年には6周年記念として、まさかの5凸のスキルレベル20状態で配布される事に。これは別の意味でも衝撃なのだが……。
その中で、年年歳歳PREMIUMの報酬でシュヴァ剣が1本含まれていた。報酬としてはティラノサウルスよりも後なので、あまり期待はされていなかったようだが……まさかの4凸状態の物だったのである。その為か、再びYahoo!トレンドにシュヴァ剣が入った。
シュヴァリエ・クレドマグナ
2024年3月に実装されたマグナ3のカテゴリーに該当するレイドボス。10周年イベントで顔見世をしたティアマトとは違い、これが初めてのお披露目である。
バトルシステムはVer1(ガードのあるVer2ではない)で実装、18人限定のマルチHL扱い。更に言えば、参加条件にランク151以上、メタトロンHLをクリアしていることも条件となるので注意。
行動に関しては、ほぼシュヴァリエ・マグナの上位と言ってもいいようなものが多いので、対策自体は取りやすい。HPトリガーの属性ガードがやっかいではあるが、ディスペル連打で大抵剥がされやすいだろう(ソロ討伐は別扱い)。メンバーとしてはリミテッドやコラボ、季節限定をのぞくとティラ、イッパツ、サンドリヨン辺りが適任かもしれない。
(コラボでも入手難易度の意味ではファランクス矢澤も加わるだろうか)
同HLでは、クレド刀、クレド銃、クレド槍の3種類がドロップするのだが……確率は上述のシュヴァ剣の一件を踏まえると、かなり低い。それ以上にドロップ確率が低い砂もドロップする関係上、武器ドロップ狙いだったのが砂を発見したという事も稀にあるのだろう。
これらの武器には敵の強化バフを1個無効化するという効果が奥義にあり、早速だが2024年4月の光有利古戦場で使われるケースが相次いだ。
これに合わせ、シュヴァリエ・マグナの召喚石にもバハムートやルシフェルのような限界超越が実装。必要トレジャーには砂が要求されるのだが、210にするためにも砂を使うバハムートやルシフェルと比べると、ハードルは下がっているので、砂が必要な範囲まですぐに限界超越ができるようであれば、行っておくことをお勧めする。
Shadowverse
同じCygames制作の対戦型デジタルカードゲーム『Shadowverse』では、グランブルーファンタジーをテーマにしたカードパック「十天覚醒」のアディショナルカードにて参戦した。
カード名 | シュヴァリエ・マグナ |
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種類 | フォロワー |
クラス | ロイヤル |
レアリティ | レジェンド |
コスト | 7 |
進化前 | 攻撃力:5 体力:9 |
能力 | 融合 ; 指揮官・カード |
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結晶 1; カウントダウン 1 | |
ファンファーレ これに融合 していたなら、相手のフォロワーすべては、能力すべて(攻撃力/体力はそのまま)を失う。 | |
ラストワード カードを1枚引く。 | |
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守護 | |
ファンファーレ これに融合 していたなら、自分のリーダーと自分のフォロワーすべては「これが受ける5以上のダメージは4になる」を持つ。 | |
進化後 | 攻撃力:7 体力:11 |
能力 | 進化前と同じ能力。(ファンファーレ 能力を除く) |
収録セット | 十天覚醒 |
※融合…指定の手札をカードに混ぜる能力。融合することでその能力が強化される。
※結晶…プレイするのに十分なPPがなく、自分の残りのPPが結晶の値以上なら、結晶能力のみを持つアミュレットとしてプレイできる能力。
※カウントダウン…アミュレットに設定された数字がターン開始ごとに1減る能力。0になると破壊される。
※ファンファーレ…手札からPPを支払って場に出たときに発動する能力。
※ラストワード…場から破壊されたときに発動する能力。
※守護…相手フォロワーは守護を持つフォロワー以外を攻撃することができない。
騎士のような見た目からかロイヤルクラスで参戦。
Shadowverseの中でも珍しい能力である「融合」を持つフォロワー。星晶獣であることを再現した結晶能力も持っており、事前に指揮官カードを融合させることで、結晶と本体でそれぞれ異なる能力が発動する。
融合状態を結晶としてプレイした場合、相手のフォロワー全体の能力を失わせることができる。相手だけの浄化の輝き・ミュニエのファンファーレ能力であり、天穿の銃槍騎・ラスティナなどが持つ厄介なラストワード能力などを打ち消すことが可能。
結晶はラストワードで1ドローも行えるため、単純に手札入れ替えとして使うこともできる。
融合状態をフォロワーとしてプレイした場合、自リーダーとフォロワーに「これが受ける5以上のダメージは4になる」というバリアを張ることができる。
特にリーダーへのバリアは永続であるため、深海の接近などを用いた大ダメージコンボを恒久的に防ぐことが可能となる。
5/9と高めのステータスを持つ守護でもあるため、そのようなデッキが相手ならば頼もしいだろう。
関連タグ
ソラノトビラ:こちらのシナリオで登場したある人物が、シュヴァリエ戦で猛威をふるうようになった。初心者向けかと思いきや……。
カシウス(グラブル):STAY_MOON版SSRがシュヴァリエ・マグナキラーと言えるような性能を持つ。