概要
ショコイ(siyokoy)またはシヨコイとは、フィリピンで伝承される全身が緑色または茶色い鱗に覆われた半魚人。
同じくフィリピンで伝承される水妖・カタウやシレーナと比較しすると、見た目に水棲生物の要素が強く表われており触手を持つともいわれている。
ヌメッとしたウナギやタコ・イカ、またはエイはショコイと共に泳ぐとされており、人が水域で溺れるのはショコイが水中に引き込むからだと恐れられた。
なお、その名の起源はなんと中国にあるといわれ、溺死した者の鬼(亡霊)であり、人を水中に引き込むという水怪を意味する「シュイクァイ:Shui gui」の福建語「ショーコイ:Siyokoy」が語源であるという。