ジュン(モンスト)
きつねのはなよめ
XFLAGスタジオ製作の「モンスターストライク」に登場する闇属性の女性型キャラクター。
イベント『異彩幻想図書館』にて、激究極難易度クエスト「婚々!嫁入り狐の大披露宴」の報酬で手に入るモンスター(キャラ)として実装された。元は天気雨を意味する「狐の嫁入り」+「June(6月)」。
進化前と進化は純白のドレス、神化は白無垢姿の狐の獣人。あやかしのイメージが強い狐ということもあり、活発なイメージの進化の一方で、神化はどこか妖しい雰囲気を放っている。
主な登場ギミックはダメージウォールと魔法陣。貼られる壁面数が多い上にダメージ量も無視できない前者の対策が必須なのは勿論、後者も対策できるに越したことはない。
ブーケの反撃モードの効果で相手全体の防御力をダウンさせてから、相手を攻撃することが求められるクエスト。防御ダウンなしではとても削り切れるHPではない。なおブーケは貫通制限のため、反射タイプのキャラで挑むのが望ましい。
また雑魚敵として天使が登場し数ターン後に大ダメージの電撃を放ってくるため、早めに処理をすることが求められる。
ボスのジュンは「聖騎士キラーL」を持っており、種族:聖騎士のキャラを使うのは危険。(上方修正後は「鉱物キラーL」も持つが、こちらは当該キャラが少なくそこまで気にならない。)またHPバーをある程度削ると覚醒し、神化の姿になる。
神化の姿になった後は数ターン後に大ダメージのメテオ攻撃を仕掛けてくるため、早くHPを削り切りたいところ。
……とざっくり説明したが実際のところ、激究極でありながら爆絶とタメを張る超鬼畜クエストとして、実装当時大きく騒ぎになったクエストである。
まず適正キャラについてだが、当時のモンストで「アンチ魔法陣」「魔法陣ブースト」持ちは極めて少なく、それに加え「ダメージウォールにも対応している反射タイプ」となると当該キャラはほとんどいない。
そのため「ダメージウォールのみ対策して、魔法陣は自身の腕で避ける」と言うプレイングが求められるのだが、この魔法陣の配置が厄介かつ数が多く対策なしでは非常に戦いづらい。
また当時はアラジン(獣神化)やランスロット(獣神化)、ジークフリート(獣神化)といった短いターンのSS持ちのキャラが「実質アンチ魔法陣」と扱われることもあり、反射タイプでダメージウォール対応可でこのクエストでも活躍できる……と思いきや彼らの種族は揃いに揃って聖騎士、ジュンのキラーの餌食になること待ったなし。
かといって数少ないギミック対応でキラーも喰らわないビリー・ザ・キッド(進化)では今度はスペックが足りず火力不足に陥りかねない。纏めて言えば「適正といえるキャラがあまりにも少なすぎる」のだ。
そしてクエストの仕様についてだが、そもそも「防御ダウンさせる→相互蘇生の敵を処理する」という流れは爆絶クエスト「マグ・メル」と同じ、激究極でありながら爆絶クエストと同じことをやらなければならないのだ。
またボスの覚醒後の1ターン目はブーケの反撃モードが発動しないため、敵を処理することができない。こちらが何もできないターンが存在してしまうことになる上、覚醒後のボスのメテオまでの猶予は実質1ターン短いことになる。当時のキャラの火力ではジュンを削り切るのは簡単ではないこともあり、この1ターンにストレスを感じるユーザーも多く見られた。
こういったクエストの内容からユーザーたちは阿鼻叫喚。ジュンの運極作成どころかオーブ回収すら諦めるユーザーが続出することになってしまった。
そんな中でも当時ジュンを運極にした猛者は、クシナダなど威力の高いSSを持つキャラを選抜し、コンテニューなども駆使したゴリ押しで周回したのだとか。
その後、聖騎士ではない「アンチダメージウォール+アンチ魔法陣/魔法陣ブースト+反射タイプ」で火力を出すことができるキャラが色々と実装されたため難易度は次第に下がっていったものの、それでも当時のジュンのインパクトは強く、モンストユーザーみんなのトラウマ案件として今現在も時折話題になる。
- 進化「幸福な狐の花嫁 ジュン」
種族 | 亜人 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 貫通 |
アビリティ | 聖騎士キラーL/鉱物キラーL |
ラックスキル | シールド |
友情コンボ | 全属性ホーミング25 |
SS | 〈ハッピー・フォクシー・ブーケトス〉狙った方向にレーザーを放ち、ホーミング弾で追い討ち(20ターン) |
・2019/01/29の上方修正で「鉱物キラーL」が追加。
性能としてはアンチアビリティは持たないもののキラーLを持っている。対聖騎士に特化した性能。
とはいえ種族:聖騎士の敵が出てくるのは稀であり、あったとしても「ヤマトタケル」、「大黒天」、「アヴァロン」など、何かしらギミックに対応していないと厳しい高難易度クエストばかりである。
後に上方修正で「鉱物キラーL」が追加された。こちらはホイホイ(ホーミング吸収雑魚)やワープを出す雑魚敵などに刺さるものの、ボスに効くことはこちらも稀。
と言った具合に特化キャラとして作られたものの思うように刺さらないことが多く、身も蓋もないことを言ってしまえば「敵だとめちゃくちゃ厄介なのに、味方だとあまり使えない性能」。
- 神化「白無垢の妖狐 ジュン」
種族 | 魔人 |
---|---|
タイプ | バランス |
ボール | 貫通 |
アビリティ | マインスイーパーM |
ラックスキル | ガイド |
友情コンボ | 超強貫通ホーミング8/大爆発 |
SS | 〈狐日和ノ祝言〉ダメージウォール、バリア、ワープ、地雷を無効化する(16ターン) |
・2019/01/29の上方修正で「貫通ホーミング8」が「超強貫通ホーミング8」に変更。
性能としては、味方に触れに行きやすい貫通タイプかつ味方の友情コンボを誘発できる爆発持ち運枠。SSも主要ギミックを無視できるため動きやすく、サポート性能は高め。
適正クエストとしても爆絶級の「エルドラド」が挙げられる。種族が「魔人」のため「紫式部」「一休」「ムソルグスキー」といった上位適正〜最適正のガチャ限キャラたちと組ませやすいのも評価点。
逃走時や撃破時のボイスは進化のイラストに合わせて作られているが、クエストの仕様上とどめを刺されるのは神化の形態であるため、イラストの雰囲気とボイスの雰囲気が合わない といった問題が発生している。
「禁忌の獄」の5ノ獄ではクエストボスとして登場。光属性の高攻撃力キャラが必須のクエストであり、実装当時は編成を組むこと自体が難しいクエストだった。またこちらのクエストもブーケの扱いが大事になる。
また2019年の夏休み限定降臨で夏ver.のジュンである「シブキ」が実装された。
こちらも似たようなギミックかつ、進化はキラーLを持つ性能のためユーザーからは色々と警戒されたものの本家より良心的な難易度であった。