カードテキスト
通常モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 400/守 400
完璧な「スカ」の文字を極めるため、日々精進するゴブリン。
その全てを一筆に注ぐ。
概要
「スカ」の二文字を書くことに命を賭けている奇妙なゴブリン。遊戯王界隈のゴブリンにしては珍しく体色は緑ではなく紫色で、頭にはなかなか立派な一本角が生えている。書道の心得があるようで、わざわざ硯に半紙まで用意して正座しながらと、イラストからは彼の並々ならぬ気合と情熱が伝わってくる。しかし何故そこまでして「スカ」にこだわるのかは不明。
「鬼くじ」ではどういうわけか神主の恰好で登場。プレゼント交換で登場したゴブリン坊やに渾身の「スカ」くじを当ててもらったのがよほどうれしかったのか満面の笑みでサムズアップしている。(当ててしまったゴブリン坊やは非常に不服そうな顔をしているのだが)
初期の頃に登場した偽物のわなという通常罠に描かれている堂々たる「スカ」の文字を書いたのが彼である。その偽物のわなに遅れること5年余り、とうとう書いたご本人が通常モンスターとしてデュエルの場に姿を現すようになった。しかし元より戦士ではなく書道家たる彼がデュエルの場に駆り出されたとして、単独で活躍できる見込みなど無い。レベル1の通常モンスターという時点で察してやるべきである(一応レベル1にしてはそれなりの戦闘力を持っている)。
ちなみにコザッキーとはレベルも戦闘力も同格。種族や属性も共通しているが、コザッキーには専用決戦兵器であるG・コザッキーがあり、スカゴブリンはおねだりゴブリンでサーチできるなど、一応サポートカードは微妙に異なる。とは言え、両者共に積極的に攻め入ったり鉄壁の防御で攻撃を凌いだりできるようなモンスターではないことは間違いない。ただし、他のモンスターも揃えてトライアングルパワーで強化し、その後弱肉一色で1ターンキルを狙うなど、活用法自体が0というわけでもない(それはそれであえてスカゴブリンにこだわってやる意味は無いという問題もあるが)。
ゴブリン主体のファンデッキに投入することも検討できるが、その場合、ゴブリン突撃部隊などのアタッカーと種族やレベルがズレがちになるため、あえてこのカードを投入する場合はキングゴブリンなどとの連携を考慮するか、ネタ要因と割り切って添えることになると思われる。