スカーフェイス(ライオン)
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しんのひゃくじゅうのおう
かつて存在していたオスライオンである。
若い頃、兄弟と共に他のライオンと縄張り争いをした戦いで右目に傷を負った。この顔から人間からスカーフェイスと呼ばれるようになった。
スカーフェイスは群れ(プライド)の王に君臨し、一度たりともその座から崩れることがなかった。
無敗の王、死す。されどその威厳は滅びることは無い。
だが、そんなスカーフェイスと言えど、やはり老いてしまう。
死期を悟ったスカーフェイスは故郷へと旅立つ…がそこに現れたのは3頭のオスライオン。しかし彼らはスカーフェイスに敬意を払うようにどいた。
…そしてスカーフェイスは誰にも邪魔されることなく野生では珍しい老衰(早い話が寿命)で天寿をまっとうした。
スカーフェイスが生涯を過ごしたマサイマラ国立保護区のFacebookには、彼の最期の姿と共に、偉大な王者の死を悼むメッセージがシェアされた。
『6月11日の現地時間午後1時頃、スカーフェイスはハイエナや観光客が乗った車などに邪魔されることなく、静かに最期を迎え、旅立ちました。』
『私たち保護区の職員が見守る中、スカーフェイスは彼は穏やかな環境で息を引きとりました。
マサイマラの保護区は、またも偉大で象徴的な1頭を失いましたが、今後もスカーフェイスの伝説が永遠に生き続けていくことを、私たちは願っています。』
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