CV:西村ちなみ
概要
ファーレンの第一皇女。
ファーレン唯一の帝位継承者であり、既に両親は共に他界。
エメロード姫亡き後のセフィーロに龍型移動要塞「童夢」を従え侵攻、その目的はセフィーロをお菓子一杯の国にするという、子供らしい欲望。
ファーレン皇室に伝わる幻術の使い手で、まだ未熟だが、才能は豊からしい。
わがままな性格であるが、根は素直で、国と国民のことを一番に考える優しい心の持ち主。
武術は得意だが、勉強が大嫌いでチャンアンに怒られるが全く気にしない。
サンユンが好き。
名前の元ネタはいすゞアスカ。
原作とアニメでは展開が違い、
原作漫画では侵攻国らの精神力で「道」を作ってセフィーロに向かうのだが、イーグルが作った道が貫いてファーレン側を拘束、その際イーグルから手を引くべく交渉を持ちかけられるのだが、その階段の中で「セフィーロの柱はセフィーロ以外を愛せない」という残酷な真実を知らせる。
それを受け止めセフィーロの崩壊と柱死亡の真実を知るために、オートザムと一戦交えてでもセフィーロに向かう決断を下したため交渉は決裂、三国の移動要塞がセフィーロに集結し最終決戦となる。
だがそこに最後の試練を与える者が現れ、心にセフィーロの行末よりも遥かに愛しい自国や愛しいもの達があり、柱には相応しくないとふるい落とされ試練には参加できずに終わる。
とはいえ最終回ではセフィーロ+二部の3か国と会談に参加していることから国同士の良好な交流に発展しているようである。
アニメ版でも侵略から手を引くことを決意するのは同じだがこちらは一時的に捕えた風との交流も大きな理由となっており、彼女から聞いたセフィーロの柱が万能で無いと知ったこと、『また一緒にお茶をする』という約束のもと、幻術で作り出した巨大サンユンでNSX(オートザムの戦艦)に戦いを挑み、行動不能に追い込んでいる。
主な術
ファーレン皇室に伝わる幻術の使い手であり、勉強不足なまま高度な術を使おうとして毎度チャンアンに咎められるものの、その才能は高い。
- 幻術糸
原作漫画で使用。
糸を使って操り人形の如く相手を操る術。
劇中ではセレスもろとも海の体を操り同士討ちを誘うも、彼女の魔法『氷の刃』で糸を全て切断され術を破られる。
- 画竜転生の術
漫画・アニメ版両方で使用。
紙と筆を使って行う術で、自身の書いた絵を実体化させる。
実体化させたのはお側役のサンユンをモデルとした『巨大サンユン』、アニメでは巨大な獅子舞のような怪物も実体させている。
巨大サンユンは原作漫画ではチゼータの精霊との交戦・相打ちの1回限りだが、アニメでは「アスカが心を込めて描いたから」とのことで、魔神と精霊の戦い乱入しウィンダムもろとも風を捕え、オートザムの戦艦NSXとの戦いでは、アスカも倒れるほど疲弊するもエンジンをオーバーヒートに追い込みその隙に戦艦をセフィーロから遠ざけると言った活躍を見せた。
外部出演
スーパーロボット大戦30では「ファーレンの皇女」から登場。本作ではカッコいいロボット達を気に入る描写が加わり(そのためかこの人は賛同してしまう)交渉が決裂しかけたため彼女の幻術でゴーレムとティラントーを呼び出し嗾けてくる(ただし、ティラントーとゴーレムにはパイロットがおらずアスカが幻術で操った状態)その後、風が説得に向かう(原典ではファーレンに拉致された状態だったが、今回は自ら赴いた)。説得後、最後の切り札として巨大サンユンを呼び出す。
この状況に基本的にテンションは下がったが、一部女性陣+αはすなおにカワイイと称した。
そして彼女を懲らしめるべく戦闘を行い撃破後降参撤退する。
その後条件を満たすととイベントが起こりなんと巨大サンユンに乗った彼女(+サブパイロットのサンユン)が使用可能になる。
所謂ボスボロットやボン太くん、オセッカイザーと同じくコメディ枠で攻撃法も口からの怪光線のみだが、「バリア貫通」、「サイズ補正無視」に加えて「気力低下」の追加効果がありカスタムボーナスが『攻撃した相手機の気力-10』が追加されるため敵の気力を低下させさらに阿洲花本人の精神コマンド「脱力」でさらに気力を低くすることができるためサポート能力は優秀である。
進め方によってはザガートとエメロードの決戦に参戦させることも出来、その場合はセフィーロの柱の悲しい真実をその目で直接見ることになる。
ちなみに西村氏は今作がスパロボ初登場であり、「ご縁があるとしたら08MS小隊のキキかと思ってた」との事である。