概要
兄・テセウス・スキャマンダーは1920年代で魔法省の闇祓い局の局長であり、WW1の英雄とも呼ばれる超・エリート魔法使い。
弟・ニュート・スキャマンダーは少なくとも1930年代までは世界で唯一の魔法動物学者であり、各魔法学校の指定教科書でもあるベストセラー書籍「幻の動物とその生息地」の著者。
どちらも恩師アルバス・ダンブルドアの任務を受けて、劇中内ではゲラート・グリンデルバルドと戦う。
歳の差は8歳差で、ホグワーツの在籍期間は兄弟が重なっていた可能性は低いか、あったとしても1年程度と思われる。尚、兄弟共に組み分けされた寮はハッフルパフである。
性格は正義感の強さと他者に対する優しさを持っている点が共通しているが、テセウスが非常に杓子定規型の模範行動をとるのに対し、ニュートは柔軟に臨機応変に立ち回る独断行動をとるといった、思考や行動のタイプが真逆。
あんまりウマが合うとは言えないが兄弟として絆は結ばれているらしく、例えばテセウスは弟の魔法動物に関する活動への関心や興味に深くは立ち入らないが、どんな形であれ何かや誰かの為に役立つのならと批判する事はない。どちらかといえば魔法動物ばかりの弟の身の振り方や将来の方を心配している節がある。
一方ニュートは闇祓いという組織とその行動をよく思っていない事から苦手にしているが、上記のように積極的コミュニケーションを取ろうとする兄の事は若干辟易しながらも、身内として相対している(彼が例外として受け入れている闇祓いは兄を除けばティナのみである)。
また、二人の共通点としてリタ・レストレンジの存在がある。リタは学生時代のニュートの親友だったが、成人してからはテセウスの婚約者となっている。ニュートは学生期に自分と同じく孤立していたリタに寄り添い、テセウスはよくない噂の絶えないリタに対しても対等にパートナーとして愛し、受け入れていた。ニュートにとってこの関係は少々複雑なものであったようだが、少なくともリタにとっては後ろ暗い過去を引きずり続けてきた中でこの兄弟の存在に救われていたのではないかと思われる。