概要
スクヴェイダー(Skvader)とは、19世紀末にスウェーデンのスンツヴァルの北部で猟師によってしとめられた未確認生物(UMA)で、ライチョウのような羽根が生えたノウサギと表現される姿をしている。
20世紀になり猟師の遺品の中から寄贈された図像と、剥製が地元の博物館に展示され、後に「Tetrao lepus pseudo-hybridus rarissimus」という学名も付けられ人気となった。
スクヴェイダーはスンツヴァルの非公式なマスコットキャラ的な存在となり、1987年にメーデルパッド地方の動物を選定する際にも住民から多くの票が投じられたが、その後の捕獲例がないことから似ているといわれるユキウサギが選定された。
そのことから、スクヴェイダーという言葉は「悪い妥協」「矛盾する物の組み合わせ」といった意味に使われているという。
また、同地では1950~1960年代に使われていた前半分がバスで、後半分がほろ付きトラックになっている車両がスクヴェイダーバスと呼ばれていた。
現在でも博物館へ向かう道路には「スクヴェイダーに注意」の道路標識が立っているという。
実は…
元々は地元の猟師のホラ話で、これを面白がった博物館長が知人の剥製師に依頼して制作したものを展示したジョークであった。