概要
「スバルテクニカインターナショナル」はスバルの連結子会社。通称=STI
カーラリーやスーパーGTなどモータースポーツで活動する部門。スバル車のチューニングパーツの開発、生産、販売も担当する。
外部リンク
レース事業
STIおよびSUBARUが参戦している、あるいはしていた主なレースは下記の通り。
・WRC(世界ラリー選手権)
・全日本ラリー
・ニュルブルクリンク24時間耐久レース
・AUTOBACS super GT選手権
などが挙げられる。
ラリーでの活躍はご存知の通り、コリン・マクレーやペター・ソルベルグらが輝かしい功績を残した。
一方で現在も参戦している全日本ラリーではトヨタ・GRヤリスラリー2やシュコダ・ファビアなどのライバル相手に苦戦を強いられている。
ニュルブルクリンク24時間耐久(NBR)ではかなりの速さを見せており、「クラス優勝か、リタイアか」の二択になりつつある。
super GT2024シーズンはラウンド6のSUGOおよび最終戦鈴鹿でポイントを獲得したが、結果は中の下といったところ。2025シーズンに期待したい。
コンプリートカー
STIから販売されたコンプリートカーの中からいくつかをピックアップ。
インプレッサ22B
STI初のコンプリートカー。
WRC三連覇を記念して限定販売。大きく張り出した前後ブリスターフェンダーやボアアップされた2.0L水平対向4気筒エンジンは当時の自主規制280psを叩き出した。
インプレッサS201
非常に特徴的なエアロを装着した一台。
その全ては空力を追求したものであり、2段ウイングが目を惹く。
エンジンは専用ECUなどを装着し、自主規制を打ち破る300psを発揮。
フォレスターSTIⅡ TYPE M
意外にもフォレスターがベースの一台。
先ほどのインプレッサと同じく専用ECUを装着、吸排気効率を高め250psを発揮。
レガシィ S402
レガシィがベースのモデル。
搭載されるのは海外仕様の2.5Lエンジン。専用ツインスクロールターボや等長エキマニを採用し、285psを発揮。トータルバランスの取れた一台。
BRZ TS
86との兄弟車、BRZのコンプリートモデル。
STIの得意とするシャシーチューンが重点的に施され、専用サスペンションシステムを採用。
馬力こそベース車と同じ200psだが、走る楽しさはピカイチ。
WRX STI EJ20 Final Edition
名機EJ20エンジンを搭載する最後のWRX。
歴史の一つの区切り目と言っていいであろうモデル。
エンジンはまさに集大成とも言える歴代最高出力308psを叩き出す。
専用クラッチやファンにはお馴染みのビルシュタイン製ダンパーが装着される。WRCに参戦していた頃のカーナンバー「555」からとって、555台限定販売。
このまま終わらないで欲しいものだ。