クラス:(ソシアルナイト)→パラディン→(Gナイト) ※()内はEchoes
CV:河田吉正
概要
ソフィア王国の宰相ドゼーの腹心。ドゼー親衛隊長を務めており、その実力はソフィア解放軍からも恐れられている。
第1章の最終ステージ・ソフィア城で上司ドゼーと共にステージボスとして出現。どちらかが倒されるともう一方は撤退する。ドゼーは竜の盾を装備しており驚異的な防御力を誇るため、大抵のプレイヤーはスレイダーを倒して進めたことだろう。
ちなみにドゼーを先に倒すと、そのドゼーが替え玉である事を告げ、「いずれこの礼はたっぷりさせてもらう」と言い残し立ち去るが、その後音沙汰は無い。
Echoes
「貴様らの謳う、誇り高いソフィアなど とうの昔に滅んだのだ。」
元がただのステージボスでありながら設定に大幅な肉付けが為され、立派な腐敗貴族に転身。
原作には無かった顎鬚を蓄え、こけた頬にギョロ目の悪人面と、外見も大幅に変更された。
貴族の身分を笠に着て横暴を働き、確固とした理想を持たず目先の利益でコロコロと態度を変える小悪党であり、飯の種にならない貴族の矜持はむしろ唾棄すべき物と見なしている。
このため清廉潔白で知られるクレーベを目の敵にし、誇り高く厳格なフェルナンとは言い争いが絶えない。当のクレーベは歯牙にもかけていなかったようだが、スレイダーの立場の高さ故に実害を被り頭を悩ませている。
原作同様ドゼーの腹心で、彼が計画したセリカとコンラートが住む離宮への放火・襲撃の実行犯でもある。しかし態度は面従腹背であり、主従関係もこの襲撃事件を契機とした新しいものであることが語られている。
初登場は序章。右も左もわからない辺境での任務に苛立ち、そのストレスからか偶然出会った村人トリオやエフィに横柄な態度をとる。胡散臭すぎる相手を村へ案内することを4人が渋ると無礼討ちにしようとするが、エフィの悲鳴を聞いて駆けつけた幼少期のアルムに叩かれ怯むという失態を演じた上、マイセンにも気付かれて撤退。しかしアルムの背後に隠れていたセリカを目ざとく発見した上、マイセンの存在とセットで彼らの事情に勘付いて去って行ったことから、セリカはラムの村を離れなければいけなくなった。
次は原作同様第1章のソフィア城で戦うことになる。ドゼーとどちらかが倒されるともう一方が撤退する仕様はそのままだが、どちらが倒されても死ぬことはなく行方をくらます。
その後、森の村に住む魔道士兄妹の情報を手土産にリゲル帝国へ亡命。帝国軍に登用され、リゲル城を守る要塞の守将(恐らくは本来のボス・ミューラーに次ぐ副将格)に任じられる。要塞前まで進軍したソフィア解放軍の前に姿を現してからかうが、クレーベとアルムに己の器の小ささを責め立てられて逆上。城兵と共に襲いかかるが敗れ、屈辱を滲ませた絶叫と共に今度こそ息絶えた。
DLC「解放軍の前日譚」にも登場。
「ソフィア港の戦い」では救出対象となっており、クラスは本編より低いソシアルナイト。ソフィア港で発生した反乱の鎮圧を買って出、その功績で港の利権を得ようと目論むが、手勢と共に逆に反乱軍に追い詰められてしまう。クレーベで話しかけると撤退を開始し、無事にマップから離脱すると救出成功となる(ステージクリアには反乱軍の殲滅が必要)。
クレーベが駆け付けた時は非常にへいこらした態度をとるが、離脱に成功するや否や、心無い捨て台詞を吐いて去っていく。フェルナンが言うように切り刻まれて魚のエサになってほしくなるくらいスレイダーへのヘイトが溜まること請け合いだが、倒されるとゲームオーバーになってしまうのでちゃんと助けよう。
「ソフィア城防衛戦」ではドゼーから一万の兵を預かり、解放軍が籠るソフィア城に総攻撃をかける。解放軍を操作してこの大軍から防衛ライン10ターンを守り切るルールのマップであり、スレイダー自身はクレーベ単騎で難なく倒せる程度のステータスなので脅威ではないが、圧倒的な数で四方八方から攻め寄せる軍勢への対処で厳しい消耗戦を強いられるため、全員生き残ってのクリアはかなり困難となる。
解放軍が10ターン耐え抜いても、ドゼーが予め呼び寄せていたリゲルの援軍を得て開城させることに成功。しかし城内に残っていたリゲル帝国民を解放軍によって人質に取られてしまう。リゲル軍の手前彼らを見捨てることは出来ず、人質解放と引き換えに解放軍を逃がす取引に応じることになる。憎きクレーベを追い詰めながら最後の最後でみすみす逃がす結果となり、屈辱を滲ませていた。
このように、本編では3マップに渡って登場。これは新キャラのフェルナン、ベルクトに並ぶ数である。DLCのマップもカウントすると5マップに達し、やはりフェルナンに並ぶという、元が一ステージボスだったとは思えない大躍進を遂げた。