概要
「ウナギ」と名は付いているが、ウナギとは全く異なる生物。漢字では「田鰻」と書く。
腹鰭と胸鰭はなく、背鰭、尾鰭、尻鰭は癒合して縮小し、ひだ状になっている。成体の体長は凡そ40cm前後だが、稀に1m程度の個体が見つかることもある。
主に東南アジアから東アジアまで広く分布し、西日本にも天然の個体が生息しているが、近年では人為的移入により分布範囲が広がっている。
肉は血液が多いために独特の赤紫がかった色をしており、日本ではほとんど食用にする習慣は無い。但し中国大陸や台湾、ベトナムなどではポピュラーな食材として親しまれている。
身には脂肪分はほとんど含まれていない上、皮にはゼラチン質が多く、食感はウナギとは全く異なる。そのため蒲焼きには向かないが、煮物や炒め物や唐揚げなどには適している。
pixivで検索の際の注意
「部分一致」ではタウナギに加えてヌタウナギも全てヒットするため、「完全一致」で検索しよう。