概要
『マジンガーZ』第51話『地獄の暗殺者ドクロ軍団!』に登場。
頭頂部の角から反重力作用を有する「反動光線」を放ち、照射した対象物を自在に宙に浮かせる事ができる。これを受けた灯台は建物ごと宙に浮き、そのまま地面に激突して破壊された。これを用い、ジェットスクランダーで飛行中のマジンガーZを墜落させた。
複数ある頭部の眼球型パーツからは、プロトン光線を発射。敵の部位破壊に用いていた。ボスボロットの両腕も、この鋼線を用い破壊している。
また、耐久力が若干他の機械獣よりも優れているのか、ルストハリケーンの直撃を受けても、即座に腐食・風化せず、若干耐えていた。
全高17m、重量200t。
一部資料によると、反動光線を発射する頭頂部の角が弱点らしい。
原案デザインは風忍氏。
ほぼ忠実に清書され決定稿となった。
劇中の活躍
あしゅら男爵は、兜甲児に100万円の懸賞金をかける。これは、金目当ての一般市民に甲児を襲わせ、彼を弱らせてから機械獣に襲撃させるという作戦だった。
この懸賞金のポスターを見た、暴走族ドクロ団のリーダー・鬼頭は、あしゅらに接触。金目当てで甲児を狙う。
だが、鬼頭には入院中の妹・鮎子がいた。彼女の足の手術代で大金が必要な鬼頭は、甲児を呼び出し、ドクロ団とバイクで襲って重傷を負わせる。
だが、あしゅらは鮎子を人質に取っていた。甲児の止めを刺すように鬼頭にしむけるが、さやかとボスにより鮎子と甲児は助けられる。
それでも甲児に重傷を負わせられたと、あしゅらは待機させていたダガンG3を出撃。向かって来るボスボロットの両腕を破壊する。
迫るマジンガーZに対して、ボスボロットを人質にしてブレストファイヤーを撃たせまいとするも、上空からのロケットパンチを受けて逃がしてしまい、ルストハリケーンの直撃を受け、再度ロケットパンチを受けて破壊されるのだった。
備考
今回のあしゅらの作戦は、「一般人を扇動し、作戦に利用する」という、7話と似た手法である。作戦内容を聞いてDrヘルのみならず、ブロッケン伯爵もその卑怯さを絶賛していた。