"Haken" とはドイツ語で「鉤」。英語では "Hook" 。
概要
グレンダイザーの肩部分は刃になっており、この刃を射出するのが「ショルダーブーメラン」、柄とともに展開し近接戦用の鎌として用いるのが「シングルハーケン」、そして両肩のシングルハーケンを連結した長柄の両頭鎌が、ダイザーを象徴する主武装の一つである「ダブルハーケン」である。
見た目もかなり特徴的であり、ダブルハーケンを構えたグレンダイザーのイラストは独特の迫力を持つ物が多く見られる。
グレートマジンガーが使うマジンガーブレードに相当する接近戦用武器だが、投擲も可能。ただしマジンガーブレードは直線的に投げつけるだけだったのに対して、ダブルハーケンは回転しながら遠くの敵を切り裂いた後、旋回しながらダイザーの手元に戻ってくるというブーメラン的な性質を持ち、遠近双方に対応可能となっている。
なお、ロボイザー(宇宙円盤大戦争)は映像でも設定でもダブルハーケンに類する接近戦用武器はない。
派生作品
マジンガーZ(シューティングゲーム)
武装が緑色状態の時に使用可能になる特殊攻撃。
グレンダイザーがダブルハーケンを投げるとしばらく画面中を飛び回って敵を薙ぎ払う。割と使い易い。
スーパーロボット大戦シリーズ
グレンダイザーの武器としてダブルハーケンも登場しているが、ウインキーソフトが開発を担当していた頃はエネルギー消費こそ無いものの、低~中威力くらいの武器でしかなかった。
しかし2000年の「スーパーロボット大戦COMPACT2」以降はエネルギーを消費する代わりに威力がかなり引き上げられたり、反重力ストームで敵を空中に浮かせてダブルハーケンを投げつけるという演出が入る「ダブルハーケンストーム」が実装されるなど、原作本来の威力を思い起こさせるような扱いになっている。
トリプルマジンガーブレード
ダブルマジンガーがマジンガーブレードを、ダイザーがダブルハーケンを用いて繰り出す連携攻撃という攻撃がある。これは『スーパーロボット大戦シリーズ』などでしか見られない(親記事参照)。
余談
『ファイナルファンタジー3』で入手できる斧系武器のうち、最強威力を誇る電撃属性の斧として「ダブルハーケン」というものがある。
同作では「ダブルトマホーク」も入手可能で、額面上の攻撃力は劣るが無属性であり、電撃属性が不利となる局面ではダブルハーケンよりも頼りになる。