概要
風船というものは見ての通り中身は気体であり、空中に浮かべでもしない限りはそこら辺の空気を入れておけば膨らませることができる。ゆえに(空気注入器を度外視すれば)持ち運びしやすく、攻撃の的としてはコストパフォーマンスが高い。
ダミーバルーンは攻撃実験の際の的、あるいは敵からの攻撃をかわす変わり身の術(分身の術)の用途として使用するデコイの一種として使用される。あるいは内部に爆弾や煙幕を仕込んでおき、受動/能動的に破裂させて相手を攻撃するということも可能となる。
創作におけるバルーンダミー
ガンダムシリーズに関してはダミーバルーン(ガンダムシリーズ)を参照。
宇宙戦艦ヤマト
「バルーンダミー」の名称で登場。ヤマトよりもかなり小さいが、遥か前方に浮かべて遠近法でごまかすことでデコイの役目を担う。
また、これとは別に『宇宙戦艦ヤマトⅢ』では自軍の練習用のダミー艦として別種のバルーンが登場している。
グレートマジンガー(冒険王版)
ミケーネ帝国が静止衛星軌道上に設置した氷レンズによる地上発火作戦を打破するため、グレートマジンガーを模したアメリカ軍から強奪した核爆弾入りのダミーバルーンが登場。不用意に攻撃してしまった怪鳥将軍バーダラー一味はこれで全滅し、グレートとビューナスAにより時限装置付きの核がレンズに埋め込まれ大気圏外で木端微塵に爆破された。
新世紀エヴァンゲリオン
第5使徒ラミエルの戦力把握のため、ネルフが初号機型のダミーバルーンを展開している。
ドラえもん
29巻収録『宇宙探検ごっこ』内で登場する風船の惑星に登場するエネミーの一つ目怪獣はすべてダミーバルーンであり、殺傷力の無い専用光線銃が一発当たれば破裂する。