概要
地上波・BS・CSなどNHKや民放の電波を受信しないテレビ受信機(チューナー)を持たないテレビのこと。
より正確にはAndroidなどのOSを組み込んだネットワーク対応のスマートテレビからチューナーを省いたテレビ(一種のモニター一体型パソコン)という事になる。
通常のテレビが見られない代わりに、YouTubeやABEMA、Amazonプライムビデオ、U-NEXT、Netflix、TVerといったネット配信サービスを閲覧できる。
パソコン用のモニターにFireTVのような外付けデバイスを接続してもチューナーレステレビと同様の感覚で使用できる。
基本的に小型スクリーンのチューナーレステレビは存在しない。小さすぎるとタブレット端末で十分なためである。
受信機を持たないため、このテレビを持っていても法律上はNHK受信料を払う義務は一切発生しない。
※もちろん外部のチューナーやレコーダー、ケーブルテレビのセットトップボックスを接続して通常のテレビを見られるようにすればNHKの受信料を払う義務が発生する。
そのままゲーミングモニターやパソコンモニターとしても利用可能で、受信機用アンテナを繋ぐ必要がないため、Wi-Fi接続ならコンセントさえあれば設置場所を選ばないという利点もある。
世間ではこのタイプのテレビを所持する事もテレビ離れの定義に含まれる。
2020年代に入りドン・キホーテが発売したモデルが注目を浴び、COVID-19で自宅での自粛が行われ50代以降でもインターネットに触れる機会が増えたり、NHKから国民を守る党の活動で受信料が忌避される傾向が強まったりした影響で需要が拡大した。