チーフ(スパロボ)
ぷれいやーじしん
第3次スーパーロボット大戦αとスーパーロボット大戦Kに出て来る電脳戦機バーチャロンマーズでの「テムジン747J」のパイロット。
寡黙で真面目な性格でありMARSの任務に忠実な模範的な人物である。
素顔は存在せず、キャラクターアイコンには登場機のテムジン機の頭部が表示される。
指導教官という職務のためか戦闘時に「MARZ戦闘教義」「指導、完了!」「課外授業を開始する!」といった台詞が出て来ることもある。
必殺技を使用する際などに「MARZ最終教則ファイナルX」「MARZ戦闘教義指導要綱13番、『一撃必殺』!」といった名称を叫ぶが、これらも本作には登場しないスパロボオリジナルのもの。
第3次スパロボα、スパロボKにおいて、ストーリー中盤から仲間入りし、ハッター軍曹やフェイと共に自軍部隊の1人として活躍する。
ハッター軍曹は「電脳戦記バーチャロン・フォース」「電脳戦記バーチャロン・マーズ」の登場人物であり、フェイ(ファイユーブ)もバーチャロンシリーズの設定として初期から登場している、自我を持ったオリジナルのフェイ・イェンだが、チーフに関しては完全なるスパロボオリジナルキャラである。
これは、参戦作品である「電脳戦記バーチャロン・マーズ」の主人公はプレイヤー自身であり、ストーリーモード(ドレマティックモード)では一切喋らないばかりか、台詞なども存在しない為。
よって、スパロボ参戦にあたってテムジンに乗る固有のパイロットとして、独自にキャラクターとして設定されたオリジナルキャラがチーフである。
声優は谷昌樹氏であり、氏が演じたキャラクターは元作品であるバーチャロンシリーズには登場しない。
スパロボにおけるチーフの詳細な正体を言うならばそれはスパロボをプレイしているプレイヤー自身と言える。
つまり、スパロボというゲームをしているあなたの投影である。
勇者王ガオガイガーFINALでパルパレーパの使うパレッス粒子が効かないのも現実世界のプレイヤーには架空の粒子が届くことは無いからである。
チーフを通すことでプレイヤーは自軍部隊と共に行動している感が感じられるだろう。
スパロボ開始時に設定した主人公=プレイヤーと考える人もいるのでこの解釈は自由だが、最も某作品では「プレイヤー自身=チーフ」と考えた方が精神衛生的には良い。
まぁ、難しければチーフという固有の人物がいるのではなく、別のFPSゲームであるマスターチーフっぽい台詞を言ってるだけのパイロットが乗っているという解釈でもいいが……