プロフィール
概要
眉目秀麗かつ頭脳明晰、さらには品行方正な完璧主義者。代々白夜王家に仕える上流階級出身で、王城に仕えるために両親に完璧な人間であるよう育てられた。
おっとりとした物腰でいつも笑顔。
語尾を伸ばした口調で言動は軽そうにも見えるが、あまりつかみどころがなく内心では常に完璧であろうとしている。そのため、どんな些細な失敗でも他人に見られることを徹底的に避けている。しかし完璧に固執するあまり悩み事を一人で抱え込んでしまうことがある。そういった人間的弱さを他者から隠そうとする傾向があり、ゼロからは「歪んでいる」と称された。
カザハナとの剣術勝負ではカザハナの癖を分析し一本取るなど剣術も優れている。サイゾウからは白夜王家の臣下では随一の実力と高く評価されており、新兵からは憧れの対象として見られることが多い。
あらゆる面で優秀だが、決して生まれながらの天才ではなく、本人のたゆまぬ努力により得たものである。そのため陰ながら努力している姿を他人に極力見せないようしている。
サクラとカザハナと初対面の時に頭から落馬するという失態を犯しており、料理の腕もあまりよくない(それでも料理番になるとおいしい料理を作るが)。しかしサクラはツバキが落馬したのを見て、ツバキが完璧であることを見せている相当な努力家であると理解して好感を抱き、自分の直属の臣下に選んだ。
隠れた努力家という点ではルーナと共通しているが、彼女のように他人に対し露骨に対抗心を見せることはあまりなく、自分より優れた面を持つ者がいればその力を軍のために役立てたいという考えを持っている。
サクラの姉ヒノカとは天馬武者見習い時代の同期にあたり、共に修行してきた間柄。主人公(カムイ)が暗夜王国にさらわれたことで、当時はやや感情的な面が強く天馬に懐いてもらえなかったヒノカにいろいろアドバイスしたことがあったという。
軍の中で一番、手がきれい。自分の外見を美しくすることで、内面の美しさも際立つとして身だしなみにも人一倍気を遣っている。あまりそういうことを気にしないヒナタに身だしなみの大切さを指導している。
なんでもそつなくこなす天才肌な娘にはかなり親バカで、マトイの槍さばきを絶賛している。自分同様完璧であることに固執しているマトイに対しては、多少欠点があってもありのままであってほしいと、自分と同じ思いにはさせたくないと打ち明けている。
DLC『絆の暗夜祭』では特別枠として仮装したイラストが用意された。
ツバキは白夜王国篇の臣下枠では2位(1位はサイゾウ)、白夜王国の臣下という点では3位である(トップはスズカゼ)。
血を吸う魔物の仮装だったらしいが本人のルックスや身だしなみ、用意されたツバキの花もあってか行商人に『こんなに見た目麗しい魔物になら血を吸われても本望ね』と評された。
ユニット性能
初期兵種は天馬武者。
ペガサスは清らかな乙女にしか乗りこなせないという設定のFEシリーズでは史上初の男のペガサスナイト系ユニットである。ちなみに天馬とペガサスは別の生き物であるらしく、他の男性キャラでも天馬武者になれる。
パラレル先は同僚のカザハナの初期職業と同じ「侍」。
ステータスは安定型だが、(実質)ペガサスナイトにもかかわらず伸びが良いのはHP・技・守備。
ペガサスナイトの能力上昇傾向が速さ・魔防重視である為見事に職種の成長傾向と噛み合っておらず、その結果変なバランスで成長してしまう。
その為どうしても後々参戦する飛兵ユニット(主に王族)より劣ってしまい、2軍生活を余儀なくされる羽目になってしまう。しかしそれでも飛兵である為機動力と地形を無視して移動できるマップならば呼ばれる機会がある。
もしくは飛兵を捨て、侍として運用するのも手である。
剣聖は後述のように専用スキルが噛みあうが、リョウマとカザハナが強力なのが辛い。
専用スキルの「完璧主義」は自身のHPが満タンの際に命中・回避を引き上げる効果がある。
その為HPは常に満タンである事を心がけなければならないのが難儀。特に相手ターンでレベルアップしてHPが伸びるとその瞬間HPが満タンでなくなり効果が消えるのが…。
どちらかと言うと、回避に職種補正もかかる為回避ブーストをかけ易い剣聖向きのスキルである。
そうすると、またしても同僚と次期白夜王の存在が重いが…。
総じて育て方に難のあるユニットであるが、結論を言ってしまうと固有スキルの発動に拘ってはならない。
ツバキは最もよく伸びるのがHP、次いで守備のため、壁役に向いている性能と言える。しかしHPを満タンにしないと「完璧主義」が発動しないので、見事に成長補正と噛み合っていない。
それでも何とか発動させようにも、肝心の速さのステータスが低めなため、たとえ剣聖+完璧主義であったとしても、リョウマのような高い回避が得られるわけではなかったりする。
そのため、固有スキルは発動していたらラッキーくらいに留めておくのが吉。
完璧主義に拘りすぎることはツバキの欠点であるのだが、プレイヤーも彼の完璧主義(のスキル)に拘りすぎてはならないのである。
剣聖はライバルの方が向いているため、いっそのこと剣聖は「流星」などのスキル所得に留めておいて、兵法者にクラスチェンジすると良い。三種類の武器を扱い、常に三すくみ優位を取るようにすると有用である。ある意味では完璧主義な彼に向いた性能と言えよう。
こちらなら、高い防御ステータスも無駄にはならないし、「死線」で火力の底上げも出来る。同時にツバキは死線のデメリットである10ダメージ増加も、持ち前の耐久力を活かせれば難なく耐えることができる。
技が伸びやすいため、先に挙げた「流星」の発動も狙いやすくなる。
更にアサマとバディを組むことが可能なため、山伏となって「回復」のスキルを得ることも可能。これなら壁役としての性能も高められるし、「完璧主義」のスキル発動も狙いやすくなる。「魔法カウンター」で苦手な魔法ユニットにも反撃できる。
透魔限定だがゼロともバディを組めるため、機動力確保のスキルや「ラッキー7」の回避性能目当てにクラスチェンジするのも悪くはない。
ここまで書くと天馬武者としてのメリットが薄いように見えるが、ツバキが伸び悩む速さと魔防の欠点を補う「飛燕の一撃」と「明鏡の一撃」が得られるので、全くの無駄ではない。
しかし、こちらが攻撃した時のみ発動するものであるため、過信は禁物である。
ニュクスを介して「弓殺し」が得られるのも、飛行兵としてはありがたいところである。
ちなみに彼の名を冠した「ツバキの金薙刀」は、デメリットがなく、技の数値が敵より高い場合、威力が2倍になるスグレモノ。命中率も全薙刀中第3位とかなり良好。是非とも複数手に入れて、優先的に強化したいところ。本人が使う武器としての相性も非常に良い。
しかもレベルDなので、モズメやアクアなど武器レベルに制限のかかるクラスのキャラクターに使わせよう。
ファイアーエムブレムヒーローズ
属性 | 青 |
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武器種別 | 槍 |
タイプ | 飛行 |
武器 | 蒼海の槍+→ツバキの金薙刀(専用) |
補助 | 入れ替え |
パッシブA | 魔防3 |
パッシブB | 切り返し |
ヒーローズ版では配信当初より参戦、英雄戦でも入手可能。
ステータスは速さ、魔防が高い他のペガサスナイトと違って速さ、防御特化というドラゴンナイトに近いスペック。
追撃をほぼ受けない程の速さと重装並の守備を持つため、弓にさえ気をつければ壁役として非常に優秀な反面、
攻撃力は近接キャラでは最弱であり、魔防もかなり低いため得意不得意がはっきりした性能。
☆3で習得するスキル「入れ替え」で一度に3マス移動でき、スキル「切り返し」は反撃の際に2回攻撃可能。
また、☆3で装備できる三すくみ補正がさらに強烈になる蒼海の槍で対赤属性の一翼を担えるが、いかんせん攻撃が低すぎるので相手を選ばないとダメージが稼げず別のキャラに返り討ちにされる事も多い。
使っていくなら攻撃の低さをカバーできるスキルや奥義スキルは必須となる。
また武器のせいで緑属性に対してはさらに不利を強いられるので、壁として使うなら別の武器にするのも手。
前述の切り返しはHPが一定以上でないと発動しないためこれを生かそうとするとオリジナル同様HPを100%近くに保つ立ち回りが必要になってくる。
2019年11月のアップデートでツバキの金薙刀がやっと登場。キラー系統の奥義の出しやすさと敵の攻撃が自分より3以上高いと全ステータス+3と生命系の効果を複合したスキルで特殊錬成効果はHPが70%以上なら固定ダメージ+7を与える