概要
『君の名は。』に登場する勅使河原克彦と名取早耶香のカップリング。
物語のヒロインである三葉と常に行動を共にしている二人。
毎朝一緒に自転車に乗って登校する間柄なのだが、そのことについて三葉から「あんたたち、仲いいなあ」と指摘されても、同時に「良くないわ!」とハモるほど実際は仲が良い。
主人公である瀧と三葉は再会までに紆余曲折を経ることになるが、こちらは順調に愛を育み、お互いが結婚するという未来が見えるところまで映画では展開された。
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以下、今作のネタバレ(絵コンテ集、漫画版含む)につき閲覧注意。
実はこの二人、絶対に結ばれることはあり得なかったはずであった。
と言うのも、本来ならば二人はティアマト彗星の隕石災害で死んでいたからである。
瀧が介入しなかった歴史に於いては、二人は三葉と共に彗星を眺めていた折、彗星から分離した隕石の落下で三葉や他の町民500人と共に死亡していたのである。
しかし、瀧が入れ替わった三葉の説得により、二人は半信半疑ながらも被害を防ぐために協力する事に。
色々なゴタゴタもあり、あわや失敗かと思われたが、その中で彗星が本当に割れ始めたのを見て、二人は三葉(瀧)の警告が真実である事を確信。
勅使河原の父と教師を含めた町民たちを必死に説得し、本来の肉体に戻った三葉が町長の俊樹を説得したのも相まって、何とか町民全員の避難に成功。
死の運命を乗り越えたのだった。
なお防災無線をジャックに成功した後の絵コンテ集の勅使河原の説明で、 勅使河原の「やったれやー!」は携帯の向こうのサヤカへの激励だと判明している。
漫画版では放送で人々の命がかかっている避難指示を上手く指示できるか不安になっている早耶香に、勅使河原が「お前の声聞きやすいし みんな安心するやろ なんとかなる」と彼女の頭をポンポンしながら励ました。
隕石災害から8年後の冬。上京して東京で働いているであろう二人は晴れて恋人同士となり、学生時代に憧れていたカフェに立ち寄り、結婚式の段取りを話し合っていた。
そしてその二人を、記憶はないながらも妙な懐かしさを覚えて見つめる青年がいた。
二人にとっては命の恩人である「記憶なき英雄」は、新しい門出を迎える二人の姿を、そっと見守るのであった…
漫画版では2021年では婚約したテシサヤのために三葉が予約した「IL GIARDINO DELLE PAROLE」で三人で一緒に食事をするシーンがあるが、三葉だけが単身で東京に移り住み三葉とテシサヤは久しぶりの再会だったのが判明する。テシサヤは初めて食べた「下平目のカルパッチョムース」の美味しさに感激し勅使河原はずっと糸守にいたら食べれなかったと言っているので、テシサヤは東京ではない所に住んでた可能性がある。
早耶香によると勅使河原は泣きながらプロポーズしてきたとの事。