概要
アニメ映画『天気の子』の登場人物、森嶋帆高と天野陽菜のカップリングタグ。
帆高は陽菜のことを「陽菜さん」と呼んでおり、対する陽菜は「帆高」または単に「君」と呼んでいる。
離島から東京に家出してきた帆高と、親を失って弟と二人だけで暮らしている陽菜は、ともに一般の人々が送っているような「当たり前の社会生活」から隔絶された人間であるという共通項を抱えている。雨の降る東京の片隅で偶然の出会いを果たし、「晴れ女」の力という世界の事象に干渉する秘密を共有する関係になった二人は、やがて「晴れ女ビジネス(お天気ビジネス)」という自分たちにしかできない特別な仕事を思いつき、社会の人々と関わりを持ち始めるようになる。
「晴れ女ビジネス」の仕事を通して、それぞれの生きる意味を見出すようになった帆高と陽菜は、そのきっかけを与えてくれた互いの存在を次第に「特別」なものとして意識していく。そして、陽菜の身に迫る「晴れ女」の力の代償や、社会から隔絶された彼らを保護しようとする警察や児童相談所の捜索の手に直面することになった二人は、それぞれを引き離さんとする運命の強大な力に抗いながら、互いのそばに居続けることを強く願い求めるようになる。
余談
- 『天気の子』の主題歌とエンディングテーマである『愛にできることはまだあるかい』と『大丈夫』の歌詞は、監督の新海誠から同作の脚本を渡されたRADWIMPS が、物語から得たインスピレーション(着想)をもとに書き上げたものである。「君がくれた勇気だから 君のために使いたいんだ」や「君の大丈夫になりたい」といったメッセージで構成されたこの二曲は、RADWIMPSが帆高と陽菜のために作った「公式カップリングイメージソング」であるともいえる。
- ソフトバンクのCMで、スマホの三葉(『君の名は。』の本編」)の動画を鑑賞していた帆高は、突然となりに来てイヤホン半分こした陽菜に「誰この子?」と聞かれ慌てる。「へえこういう子が好きなんだ」と陽菜にじっと見つめられた帆高は照れるものの、それでもなお「もっと見せて!」と帆高に甘える陽菜の様子に、ソフトバンクのお父さんは「若いっていいなあ」と微笑ましく二人を見守っている。