概要
十脚目抱卵亜目コエビ下目テナガエビ上科に分類される科のひとつ。
第2歩脚が第1歩脚よりも大きく目立つ事が科としての特徴。
世界中の熱帯から温帯にかけて130属約930種、日本からは72属約190種が知られる。熱帯域に種数が多い。
淡水から汽水域、浅い海まで幅広く生息し、食用を含めて人の目に触れる機会が多い分類群である。
テナガエビ亜科
中型から大型のグループ。
淡水域にテナガエビやスジエビなどが、海水域にソリハシコモンエビやマイヒメエビなどが生息する。
テナガエビ属
世界に約240種、日本からは未記載種も含めて18種が知られる。
基本的に海と川を行き来する両側回遊型だが、種テナガエビには回遊型と陸封型の両方が存在し、ショキタテナガエビなどの完全陸封型の種も存在する。
日本で確認されている種
- ザラテテナガエビ
- スベスベテナガエビ
- ミナミテナガエビ
- ツブテナガエビ
- オオテナガエビ
- ヒラテテナガエビ
- コンジンテナガエビ
- ヒラアシテナガエビ
- コツノテナガエビ
- カスリテナガエビ
- マガタマテナガエビ
- ウリガーテナガエビ
- テナガエビ
- ネッタイテナガエビ
- ショキタテナガエビ
- チュラテナガエビ
- ナンヨウテナガエビ
- イボユビテナガエビ
- オニテナガエビ(養殖場から逃げ出した外来種)
カクレエビ亜科
小型のグループ。
全てが海産で、数多くの種類が知られる。