テレジア(LobotomyCorporation)
てれじあ
「この旋律を覚えていますか?生徒が眠りそうになると、先生はこの曲を演奏してくださいましたね。お誕生日おめでとうございます。」
(Do you remember this melody? The professor used to play this song when the students were sleepy. Happy birthday.)
装飾の付いた古びたオルゴールの形状をした、ツール型アブノーマリティ。
上部には片足でポーズを決めるバレリーナがデザインされており、側面にはゼンマイ用のねじが付いている。
使用中は、ほぼランダムなキーで演奏される「音楽」が再生されます。
分類はT-09-09、危険度はTETH。
- 使用すると音楽が再生され、使用中は5秒ごとに同部門の職員のMPが10ポイント回復
- 一度に30秒以上使用した場合、使用者はパニックに陥り収容室から抜け出す
使用中はいつでも中断することができ、その場合パニックに陥るまでの時間はリセットされる。
踊るバレリーナのオルゴール。
ねじを回すと、悲しい旋律が流れ始める。誰が作ったのかは不明だが、時折音が途切れているため古いもののようだ。
それに刻まれた文章がありました。
「この旋律を覚えていますか? 教え子が眠そうにしているとき、先生はこの曲を演奏してくださいましたね。お誕生日おめでとうございます。」
オルゴールを聴くことで誰もが全てを順調に思い、疲労が解消されるように感じることができますが、聴きすぎた場合、職員は現実感を失い、狂います。
テレジアは実装前から、公式サイトなどでその存在が確認できた。
以前の彼女の分類番号は"T-02-09-W (T)"であり、その姿も今とは大きく違うものだった。
当時は「Teresia」という名で、白い肌に黒い目、そして尖った長い脚を持ち、青い花のようなスカートと、小さな翼がついたピンクのヘルメットのようなものを着用していた。
その当時、アブノーマリティの紹介文として以下の文章が記載されていた。
そのアブノーマリティの音楽が職員[Redacted]に与えた影響について調査を行った。我々は、音楽を聴いた者たちが共通の言葉・イメージ・感情を抱いていることに気が付いた。「長髪の少女」「花園」「兄弟・姉妹」「懐かしさ」 ……そして、「恐ろしさ」。これが我々が発見したすべてである。結局、この実験から結論を得ることはできなかった。
分類は「T(トラウマ)」であり、dementophobia(狂人恐怖症)から生まれたアブノーマリティである可能性を示している。