概要
『終ノ空』『素晴らしき日々』で有名なケロQの姉妹ブランド、プチケロQの処女作。
彗星の引き起こした磁場によって電波消失が起きた地球を舞台に、自分の家族を殺した男の娘である少女と出会った主人公の行動を描く。
タイトルやストーリー設定の一部にはSF小説『トリフィドの日』を思わせる要素が見受けられる。
登場人物
美作慎吾(みまさか しんご)
主人公。人付き合いに積極的な性格ではないものの、美形な容姿から異性からの人気が高い少年(作中では容姿は伏せられている)。
ある時、彗星の通過によって地球上から電波が消失した『テレビの消えた日』に、電波障害を利用した人間『穂坂健一』によって家族を殺され、彼に復讐を誓う。
その後、自らの通う高校にて健一の娘『七海』に出会い、彼女を迫害することで健一に苦痛を与えてやろうと企み、行動に映していくことになる。
幼少期はやんちゃな性格で、家族の存命時には問題児でもあったようだ。
穂坂七海(ほさか ななみ)
メインヒロイン。慎吾の家族を殺した男の娘。
目立つことを好まず大人しく振る舞っている少女。
多少天然の気があるものの、怒った時などは芯の強さを発揮することもある。
慎吾の復讐の標的となり凌辱・調教を受けていくこととなるが、それでも時として彼に純粋な笑顔を見せるなど健気な精神を見せる。
若名真尋(わかな まひろ)
気弱そうな容姿から幼少期はいじめを受けることもあったが、概ね慎吾に助けられている。
慎吾が本心を話すことのできる唯一の存在。
彼女自身も常に彼のことを気にかけている。
仙川流琉(せんかわ ながる)
七海の親友の一人。
ボーイッシュな外見で性格も姉御肌な少女。
周囲からは『かっこいいお姉さま』との印象を持たれているが、本人は可愛いと思われたいらしい。
『テレビの消えた日』をきっかけとした電波有害説が原因で電波恐怖症となっており、特に携帯電話は見るだけで激しい恐怖に襲われる模様。
奥山奈穂(おくやま なほ)
七海の親友の一人。金髪ツインテール。
流琉と幼馴染の関係でもある。
心身共に幼さを帯びているが、その精神は毒舌であり、他人に罵倒を放っては流琉に殴られることもしばしば。
自身のことを『ナホぴー』と呼ぶように周囲に吹聴しているが、その性格から『アホぴー』と揶揄されることもある。
穂坂健一
慎吾の父親の上司にあたる男性。
本作における『12年前』に地球上から電波が消失した際、それに便乗した電波障害で飛行機事故を巻き起こし、慎吾の家族を死に追いやった。
慎吾は事実を知った際に彼への復讐を決意し、12年後に彼の娘へと怒りを向けることとなるのだが……。
関連タグ
終ノ空 制服の元である同会社別作品。
素晴らしき日々 背景を受け継いだ同会社別作品。