カードテキスト
効果モンスター
星4/地属性/恐竜族/攻 ?/守 0
(1):このカードの元々の攻撃力は、
除外されている自分の恐竜族モンスターの数×1000になる。
概要
捻じれた角が生えている点を除けば比較的スタンダードな大型獣脚類型のモンスター。
遊戯王GXではティラノ剣山が使用し、土壇場で剣山に逆転勝利をもたらしたこともあった。
除外されている自分の恐竜族モンスター1体につき攻撃力が1000も上昇する。つまり恐竜族が3体除外されていれば、それだけであの青眼の白龍に匹敵する攻撃力となる。召喚する状況によってはどんな大型モンスターをも圧倒する途方もない攻撃力を持つことになるだろう。
その爆発力はパワーファイトに長ける恐竜族モンスターの中でもトップクラス。まだ恐竜族のカードプールが少なかった頃から恐竜族デッキの切り札として活躍してきた実績を持ち、上述したようにアニメ版でも活躍した古豪である。というか、このカードが登場したばかりの頃は恐竜族中心のデッキを組んだ場合、このモンスター以外に切り札として扱えそうな恐竜族モンスターはほとんど存在しなかった。何せ当時は青眼の白龍どころか、未強化のブラック・マジシャンや真紅眼の黒竜相手に自力で殴り勝てるレベルのモンスターがせいぜい暗黒恐獣くらいしかいなかったのだから……。
ただし素の戦闘力は皆無であるため、活躍を期待する場合はデッキに自分の恐竜族を大量に除外できるギミックを仕込んでおく必要がある。また、その性質からカードがあまり動いていないデュエル序盤では力を発揮しにくく、デュエルそのものが高速化している現環境では十分な下準備が整わないうちに勝敗が決する場合も少なくない。現在は基本的な戦術が破綻した際に状況を打破する「裏の切り札」といった扱いを受ける場合が多い。
その代わり、無警戒の中で敵に回すと一瞬で戦局を覆されかねない恐るべき地雷である。生存本能や幻創のミセラサウルスなど、登場した頃より格段に相性が良いカードが追加されている現在、相対的に強化されたこのモンスターはかつてよりも遥かに恐ろしい存在と化している。レベル4なので召喚に特に制限が無く、特殊召喚も比較的容易というフットワークの軽さも魅力。明らかな優勢に胡坐をかいている相手を手札から普通に召喚したこのカード1枚で叩き潰すのは筆舌に尽くしがたい快感である。
なお、アタッカーとしての起用がほとんどなのであまり気にならないが、守備力はどれだけの恐竜族が除外されていても0である。そのため、強制的な表示形式変更や攻守逆転効果には非常に弱い。もっとも、黒き森のウィッチやカメンレオンなどの効果の恩恵を受けられるという利点になることもある。