概要と家族になっている世界
邂逅編にて浮世英寿がデザイアグランプリを勝ち抜きデザ神となって叶えられ、世界改変により謀略編で実現された世界。
ツムリが英寿の姉、ギロリが英寿&ツムリの父となっているという公式が二次創作を作ったような、嘘のようだが本当の世界である。
この世界では姉の役割を努めることになるツムリは心底不満げであり、その様子が視聴者にかわいいともっぱら話題となったほか、英寿は視聴者から「弟を名乗る不審者」などと呼ばれる羽目になり、そのインパクトの強さからこのタグが作られたと思われる。
英寿の目的と家族になっている世界
一見するとふざけた願いに見える(というよりそうにしか見えない)が、実際にはDGP運営サイドに不信感を持っている英寿がツムリ・ギロリらと近しい立場になると同時に、デザグラの外に引きずり出して探りを入れやすくする布石である。しかも次の謀略編では『俺がDGPのスタッフになっている世界』とさらに接近する願いを叶えるつもりであった。
乖離編では更に『俺がDGPのゲームマスターになっている世界』という、更に中枢に踏み込む願いを書いていた。
ギロリもこの悪ふざけのような裏のある探りに気づく一方で、デザイアグランプリに勝ちすぎた英寿を疎ましく思い始め、運営スタッフの一人を参加者に紛れ込ませ彼を敗退させようと策を張り巡らせるといった、家族ごっこの水面化で探り合いも激化しているのであった。
余談と家族になっている世界
この願いが明らかになった直後、一部のファンの間では「願いに矛盾がある」と話題になっていた。
と言うのも、運営と家族になると願ったのにも拘らず、家族関係に無い運営スタッフが現れたからである。
彼の存在はこの願いを真っ向から否定するものであり、まさに矛盾としか言いようが無かった……
が、後に彼は正規の運営スタッフではなく雇われバイトのポジションであることが発覚した。家族に含まれていなかったのは、完全な運営側ではない事への伏線でもあったのだった。
なお、邂逅編ではツムリは英寿相手にタメ口で接してしたが、この願いによって家族になって以降はずっと敬語になっている。家族になったのに距離は空いたらしい…
なんやかんやで最終章でもこの願いは有効のままであり、創世編に入った現在でも時折英寿に「姉さん」呼ばわりされ、「そういえばまだ続いてましたね、その関係…」と相変わらず敬語でぼやくツムリであった…(なおこの事は前述の彼も英寿との初対面での言動から把握しているため、「今は英寿の姉ちゃんだ」という発言を新たなゲームマスターにぶつけている)ただしこの章以降のツムリは、英寿の理念に賛同しているからこそ敬語で話している節もある。
なお、ツムリを演じている青島心氏は、英寿を演じている簡秀吉氏よりも年上なので、演者的にも姉弟となり得る。
そして青島氏の簡氏に対するコメントも…「馬鹿な弟」