概要
カードゲーム(特にTCG)において、ピンチに陥った時に、その状況を打開し逆転できるようなカードを引き当てること。「神引き」、「今引き」などとも言う。
カードを仕込んだり創造したりするわけではない。(リアルでやると反則になる。)
カードゲームを扱ったアニメやマンガでは割とよくある事であり、カードゲームを題材にしたゲームではシステムとして組み込まれている事もある(システム的にはあらかじめ指定したカードのうち一枚をドローの直前にデッキの一番上に移動させるなど)。
ただし、現実で起こることは残念ながら稀であり、ピンチになっても次の自分のターンまで耐えきれずに圧殺されてしまったり、せっかく逆転のカードを引いても無効化されて詰まされる事もある。
第一、現実では運に左右されずに勝てるようなデッキ構築を心掛けるべきであり、こうした事態にならないようにするのがセオリーなので、当然と言えば当然の話である。
ドローする前から特定のカードを引き当てることを当てにするより、どのカードを引いても柔軟に対応できるように考えてデッキ構築やプレイングを行うべきというのも一つの現実ではあるだろう。
とはいえ、どうしても運が大きく絡むゲームである以上、そこに大きなロマンが生じるというのもまた事実。
レアケースであるがゆえに、アニメやマンガのような逆転劇はプレイヤーや観客を大いに湧かせる事にもなるだろう。
一方で、麻雀等のカードゲーム以外のゲームでもデスティニードローが使われるケースもある。
関連タグ
タッグフォース、継承されし記憶(遊戯王のゲームで、システムとして組み込まれている。)
MTG(「奇跡」という自ターン1回目のドロー時に引き当てた場合発動する能力がある。)
ソーシャルゲーム(ガチャの引きでデスティニードローとよばれることがある)
デステニー・ドロー(遊戯王に登場する実際のカード。ただし、特定の人物専用)
デンバーの悲劇(現実に起きたデスティニードローの典型例。起こした張本人は既に勝っていたが、その出来事は彼の持つ豪運を語る上でこの上ない物となっている)