概要
巨大異星人との格闘戦を想定した歩兵型の機体。型式の「MBR」とは「Main Battle Robot」の略。プロトタイプのMk.Iに対空火器を追加装備したのがMk.IIである。後にMk.Iも全て同様に改造された。
トマホークなどの04系列とは異なり、高出力の熱核反応エンジン1機で駆動する。補助動力装置を省くことで軽量化を図り、厚い装甲と高い俊敏性を両立させた。
また他のデストロイドシリーズとは異なり、両腕の先端は人と同様の5本指のマニピュレーターとなっている。構造上バトロイドほど器用ではないが、物を掴むことはできる。また格闘用ということで、操縦席のシートベルトもハーネスタイプの頑丈なものが採用されている。
『超時空要塞マクロス』の16話では、ゼントラーディの戦闘ポッドやパワードスーツを相手にマニピュレーターでリガードの脚部を破壊するなどの活躍を見せた。また大戦終了後は地球上の生活に馴染めないゼントラーディ反乱分子の鎮圧目的で使用されるケースが多くなった。特に34話では主人公の一条輝が搭乗し、右手には暴徒鎮圧用の棍棒を携えていた。
余談
デストロイドのデザインはほぼ全てを宮武一貴氏が担当していたが、スパルタンのみ河森正治氏が担当した。