概要
一般消費者向けの量産型としては世界初となる燃料電池仕様のセダン。
2015年に初代が発売された。
車両後部に水素タンクを搭載し、70Mpa(大気圧のおよそ700倍)という高圧で充填する。
充填された水素は燃料電池ユニットで電気に変換され、それでモーターを駆動して走行するレンジエクステンダー方式である。
2020年現在エコカー補助金の対象にはなってはいるものの、燃料電池自体が生産コストが高く新車価格が最低でも300〜400万円以上である。
水素ステーションも全国的に普及しておらず、実生活においてエンジン車を置き換えるほどまでの大きなメリットがないのが現状である。
2020年に2代目へとフルモデルチェンジ。
初代はFFであったが、こちらはFRに変更されて通常の舗装路における走りの質感を大幅に向上。
同時期に伝統あるFRセダンのクラウンの販売終了が噂されたことから、「このMIRAIが次期クラウンの位置を担うのでは」という見方もある。