概要
疾風の騎士リュウソウグリーン/トワと、リュウソウジャーに協力する動画投稿者(ただし視聴率は低い)の少女・龍井ういのカップリング。
彼らの初対面は第3話、ういがマイナソーを生み出したことを知ったトワと彼の兄・バンバが彼女を殺そうとする、という最悪なものだった。紆余曲折の末、コウやアスナ、メルトの尽力で彼女を殺さずに済んだものの、トワが「ゲームオーバー」と嗤いながらういにリュウソウケンを向けたほどである(この時うい自身に意識はなかったが)。
しかし、ほどなく第5話でトワがその事を悔やんだ矢先に、彼はマイナソーの毒に倒れ、彼の人間の知人共々、ういや父・尚久の世話になる。その時、自分の時との趣向替えにういは憤ることなく、トワ達のために尽力した。
その件以降、頑ななバンバと違いトワはコウ達を信頼するようになる。ういもそのなかに入っているようで、第7話の時点ではすでに「うい」と呼ぶようになっており、彼女と目を合わせて話すことも珍しくない。
第33話では、カナロが負傷した尚久を「医務室に運ぼう」とういに話すのを見て自ら手伝いを申し出たり、同話ラストで、哀しい出来事に沈むリュウソウジャーの元にういが駆けつけた際、背を向けていたトワが彼女の荒い息遣いだけで身体を起こし振り向く等、少々敏感すぎるのでは?と思わせる挙動も見られた。
最終話で、トワは広い世界を見るべく、ひとり旅立つ。
しかしアメリカから一時帰国するういを龍井家で出迎える為に、出発点である街まで戻ってきた。
「待ってる」のではなく遠路はるばる自ら「会いに行った」という辺り、トワにとってういも特別な存在のひとりだということが窺える。
双方、保護者への慕情が人一倍強く、トワと兄・バンバ、ういと父・尚久の関係はキャラクターブックの人物相関図でも同じ単語と矢印で説明されている。また、最終的にどちらも保護者から巣立った等共通点もあり、その先での合流も十二分にありえる。
従来のエンディング映像でこの二人の距離感が近かったり、帰国したういの上着がトワと同じ系統のグリーンだったのは、この点を意識してのことだったのかもしれない。