概要
ゲームボーイにて発売されたドラえもんのレースゲーム。マリオカートのフォロワーゲームであり、秘密道具をアイテムとして使用できるため、ドラえもんの作品設定とマリオカートの仕様は相性がいいと思われたが、プレイヤーからの評価はかなり低かった。
ドラえもんカート
1998年3月20日発売。ソロプレイ時はNPCが4人登場するため画面がちらついたり、効果音がほぼなかったり、NPCがカーブに弱く、難しいと想定されたステージほどプレイヤーが有利だったりとゲームボーイで開発・発売したことが裏目に出てしまった。また、単調な内容であることも問題視された。
ドラえもんカート2
1999年3月12日発売。ゲームボーイカラーに対応した続編であった。
画面のちらつきを抑えるためにNPCを1人に絞り、やりこみ要素としてひみつ道具のコレクションが追加されるなど前作の課題を解決した跡が見られたが、ゲームバランスの崩壊や冗長なシナリオ、高難易度なコース設計など新しい問題点が発生し、差し引きマイナスといった評価になってしまった。
その後…
2001年、任天堂携帯機の次世代機種、ゲームボーイアドバンスが発売された。同年夏に携帯機史上初のマリオカートアドバンスが発売され、スーパーファミコン版以上の表現で楽しめるようになった。
しかし、ドラえもんカートの3作目は2作の評価からか発売されなかった。仮にゲームボーイで容易に動いていたらドラえもんカートはもしかすると長寿のシリーズになっていたかもしれない。(GBでマリカーが発売されてたかもしれないが)