ドラえもん(FC)
ふぁみこんばんどらえもん
『ドラえもん』初のファミリーコンピュータ専用ゲーム。
1986年12月13日に発売され、真っ白なカセットの色から「白ドラ」とも呼ばれる。
売上本数は驚異の115万本で、ドラえもんゲーの中でもぶっちぎりのトップである。
史上初のドラえもんゲーとの呼び声も高いが、正確には1983年にライセンスの元締めすら不明な謎のゲーム機「バンダイ・アルカディア」にて『ルート16』もどきのドットイートゲームが発売されている他、1985年にスーパーカセットビジョンで『ドラえもん のび太のタイムマシン大冒険』というゲームが発売されている。
『ドラえもん』のTVゲームといえばエポック社やセガの作品が有名だが、本作は『桃太郎伝説』や『スターソルジャー』などで有名なハドソンが製作・販売している。
ストーリーは『開拓編』『魔境編』『海底編』の3部構成で、それぞれアクションジャンルが異なる。
プレイヤーはドラえもんを操作して色々な場所を探索し、アイテムや武器を回収しつつはぐれた仲間を解放し、ステージの最後に待ち構えるボスを倒していくのが目的。
開拓編
トップビュー方式のアクションゲームだが、トンネル内はサイドビューに切り替わる。トカイトカイ星やコーヤコーヤ星を探索し、悪のガルタイト鉱業をやっつける。ボスのブルロボットを倒すとのび太を救出できる。
魔境編
横スクロール方式のシューティングゲームだが、シーンによっては縦スクロールに切り替わる場合もある。特定のエリアに幽閉されているスネ夫とジャイアンを救出するとドラえもんと共に攻撃して援護してくれるが、ダメージを受け続けると再びはぐれてしまったり、武器を落としてしまう。
ジャイアンを連れている時にⅡコンのマイクに音声を入力すると一度だけではあるがジャイアンリサイタルでボスを含む画面内の敵を全滅させるという裏技が有名。
全編共通
開拓編
魔境編
- スモールライト:魔境編最強武器。雑魚は一撃で倒す(見えなくなるくらい小さくしているものと思われる)ことができるが、たまに当たり判定がおかしくなるため過信はできない。開拓編で取っていると、初期装備がスモールライトになる。
- ヒラリマント:5回まで被弾によるダメージを防ぐ。
- ジャイアン:道中で分岐ルートの先におり、救援すると放物線を描いて飛ぶ投石で援護してくれる(上昇時は前方に攻撃できないためあまり役に立たない)ほか、2コントローラーを使用した裏技を使える。救援しなくても、3面のボスを倒せば勝手に合流する。
- スネ夫:ジャイアン同様、道中で救援可能。斜め前方2方向に弾丸を発射するショックガンで援護してくれる。ジャイアンとスネ夫の攻撃力はドラえもんに準じる。
- 10万点:すべてのアイテムを取得し仲間を救援していると、分岐ルートの先にあるアイテムがこれに変わる。