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概要編集

テレビCMでもこの名称が使われている。

コンポジット接続に対応(ただし音声はモノラル)したため、煩わしいRF接続が不要となった。

逆に外部入力端子の無いテレビに接続するためにはRFモジュレータ(HVC-103)が必要。NINTENDO64専用RFモジュレータ(NUS-003)は無理な接続によって破損する恐れあり。


1990年に後継機であるスーパーファミコンが発売されたが、その後もファミリーコンピュータの需要は少なからずあったため、1993年に新バージョンとして発売された。

廉価版という位置づけで、小売価格14800円(当時は消費税なし)だった初代ファミコンに対し、6796円(+消費税3% 税込7000円)という約半分程度の低価格で販売された。

この低価格を実現するため、各部で大幅なコストダウンが図られておりデザインが刷新。

灰色を基調としたソリッドな造形となり、本体は初代ファミコンより一回り小さい。

コントローラの造形も初代ファミコンのものから大幅に替えられており、真四角から丸みを帯びた形状に変更された他、AボタンとBボタンが斜めに配置されるなどより押しやすくなるように工夫がなされた。

また海外版であるNES同様の差込口による着脱式に(なので、やろうと思えばNESのコントローラも使えるが、NESzapperはそのままでは使えずちょっとした改造が必要。HORIさんに至ってはわざわざこれ用にコネクタを変更したNEWホリコマンダーを出してくれた)。

また、カセット差し込み口のカバーも手動から自動(カセット自体で押し下げて開く)になった他、カセット取り出しボタンもなくなり、手で真上に引き抜く方式に変更された。


このコストダウンの一環として、初代ファミコンに付けられていたマイク機能がコントローラから削られているが、本体のメイン基板は初代と同じ為に改造を行えば利用可能だったりする。

また、ACアダプタおよびAVケーブルは現行機であるスーパーファミコンと共用できる事などから付属しない。ただし、AVケーブルは「Sビデオ」「RGB」の二つは対応しておらず使えない。ステレオケーブルでもモノラル音声のままである。


マイク機能がないため、『あのタレントの挑戦状はクリアできないのでは?』と言われていたが、特殊コマンドの入力による代用が可能である。

ディスクシステムの一部作品で、セーブメニューを呼び出すのにⅡコンによる特殊操作が必要だった作品も該当する)


任天堂ではこのニューファミコンの生産最後の一台は「正真正銘最後に生産されたファミコン」として保管されている。


廉価版ながら、拡張コネクタ(本体右側面に移動している)を使った周辺機器やディスクシステムが使用可能、特殊な音源チップを積んだソフトなどもきちんと拡張音源を鳴らすことが出来るなど、(任天堂公式なので当たり前なのだが)巷に出回った非公認のファミコン互換機やコピー版とは桁違いの再現性・利便性を持つため、中古市場での取引価格は若干高め(厳密には微妙に音量バランスが異なるのではないかという話もあったりするが)。


現在主流となった液晶テレビにはRF端子が存在せず、初代ファミコンを実機プレイしようとすると結構な手間がかかるのに対し、コンポジット出力に対応しているためテレビに直接接続できたり、HDMIへの変換を通せばPC用のモニター等でもプレイ出来るという点も非常に大きな強みである。


北米版Nintendo Entertainment System (Model NES-101)編集

通称NES2やNES101、NewStyleNES。本機と似ているが、カセットの仕様の違いから差込口の形状が異なり、かまぼこ型に本体が盛り上がっているのが特徴。またNES仕様であるため拡張端子はない。

日本国内版はRF出力仕様→コンポジット出力仕様にするために発売が一度延期されたが、こちらのバージョンは延期されずにそのまま発売されたためRF出力仕様のままである。

当時の販売価格は$49.99で、$179だったNESに比べると1/3近い価格。


余談編集

ニューファミコンの原型となったNES2のように、カセットを縦に挿入できるように設計された非公認のNES互換機はトップローダーと呼ばれることがある。

NES互換機は初代NESとデザインを似せた機種が多いため差別化だと考えられる。


関連タグ編集

任天堂 ゲーム機

ファミリーコンピュータ


外部リンク編集

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