「聖闘士星矢Ω」のメインキャラである龍峰は旧作聖闘士星矢のメインキャラであるドラゴン紫龍の子であり、
聖衣や技も受け継いでいるという設定から、親子の2ショットイラストがpixivでもいくつか投下されている。
「聖闘士星矢Ω」本編中では、紫龍は龍峰が幼少の頃に戦闘の影響で五感を失ったとされ、
小宇宙を通じる以外のコミュニケーションは取れない状態で、しかもそれも具体的な言語を伝えることは不可能で、至極大雑把な意志を表明するのが精一杯なレベルである。
また紫龍の五感剥奪の時期も現在まで詳細不明であるが龍峰の物心ついた時期には
既にそのような状態で親子の会話はまともに行えていなかったことが19話で判明。
こうした本編中での重く悲劇的な設定の反動か、二次創作では紫龍が健在である状態の親子のほのぼのを想像して描いたものが多い。
2期では紫龍が復活したものの、当初は紫龍が修行を優先していて親子のほのぼのとはほど遠い展開であったが、2期3クールのチーム分け行軍において、この親子がチームとなった。
また、紫龍の妻であり龍峰の母である春麗を加えた家族3人を描いた作品、
紫龍の師匠であり春麗の養父である天秤座の童虎を「おじいちゃん」として加えた作品もあり
こちらには五老峰一家のタグがつくことも多い。
童虎は縁的には龍峰の義理の祖父にあたるが、童虎はハーデス戦で龍峰の誕生前に死亡しているため、
作品中でこの2人が顔を合わせることはない。
なお、紫龍が「Ω」で妻子持ち設定になった理由は、同作のメインキャラに前作と繋がる存在のキャラを設定したかったことと、
「紫龍なら子どもがいてもおかしくない」という理由だったことを同番組のプロデューサーが明かしている。
実際、原作や旧作アニメでの描写でも紫龍は師匠や修行環境に恵まれたメインキャラ中最もリア充な環境であり、戦いで紫龍の生命の危機は多々あり心配はかけていたものの、お互いを大切な存在として思い合う春麗との関係は終始大変安定していた(他の青銅一軍にも一応恋愛フラグが立ちそうな相手はいるのだが、相手が死亡していたり戦闘等の状況でろくすっぽ進展しない者などあまり恵まれていない)。