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ナイトブレイカーズ

ないとぶれいかーず

ナイトブレイカーズとは、TRPGソードワールドのシステムを用いた読者参加企画型の小説である。 正式名称は[[ソード・ワールドRPGアドベンチャー]]という。ナイトブレイカーズは主人公パーティ名。
目次 [非表示]

TRPGソード・ワールドのシステムに従って、一つの小説を読者から募集したアイデアを主軸に作り上げるという企画。

月刊ドラゴンマガジン1993年5月号で企画が発表・アイディア募集が開始され、同年9月号から1996年まで連載された。


作品一覧編集

  • ベルダイン熱狂!
  • アルバトロス追撃!
  • タイデル騒乱!
  • プロミジー急転!
  • ナイトブレイカーズ爆発!

物語編集

導入編集

アレクラスト大陸西部諸国は芸術の都ベルダイン。

ここに後にフォーセリア初のロック・ミュージックを生み出す男、リュクティがいた。

彼が愛用のリュート「ストラトフォートレスII世」をかき鳴らすとき、全世界は熱狂する!

リュクティの志に応じてバード技能を持つ5人の仲間が集い、

歌と人々を苦しめる悪を討ち、新しい音楽の創造を目指す。その名も「ナイトブレイカーズ」!


主人公パーティ「ナイトブレイカーズ」編集

ネタバレありの為注意

イーシャ・レン・ギルガメッシュ編集

ボウイさん

通称「ボウイ」。ハーフエルフ魔術師

オランでの魔法の勉強が性に合わず、武闘家を目指す少女。

考えるより先に行動する、通称通りの男っぽい性格。仲間思いの優しい心はその内に秘めている。

過去への反感からひどい音痴で、歌うと「ビヴラート」の効果を発揮するが本来は美声。

旅の途中で黒猫「アンラッキー」を使い魔にする

パートはパーカッション→「スタッフ・フルート」。


サティア・アディ編集

おっかさん

ハーフエルフベルダインの宿屋で働く、芸術神ヴェーナーの司祭

17歳の娘を持つ母親なのだが、ハーフエルフのせいもあって15歳ぐらいに見える童顔。

料理の面倒から悩める仲間たちの相談までこなしてくれるみんなの「おっかさん」。

パートはリュートキーボード


シャディ・ビーン編集

シャディさん

プロミジー出身の盗賊娘。そしてベルダインのカジノ「竜の目」で人気を集める踊り子

盗賊時代の通り名は「スカーレット」。由来は全身を覆う赤い衣装を着ていたことから。

抜け目のない性格だが、喧嘩っ早くお人好しなせいで色々と苦労している。

踊りに使うと見ている者を魅了する効果を持つミスリル銀製のショートソード「チャームブレード」を持つ。

パートはボーカル。


ティリー編集

老魔術師クラモンの家で下働きをしている穏和な精霊使いの少年。

過去に関する記憶を失っており、そのきっかけとなった事件のことで苦悩している。

幼少期に秘密結社「死神」にさらわれ、記憶と感情を消されて暗殺者としての訓練を受けさせられたが、「死神」壊滅後は山奥に住むハーフエルフの精霊使いに預けられて人間性を取り戻した。

だがそもそも彼は人間ではなく「最強魔獣」の頭部になる部分だった。

パートはリュート(途中から加入)。


リュクティ・アルバスノット編集

吟遊詩人自由戦士。名高き借金王、おまけに女にだらしがない。

彼を「素敵なバカ」と称する者もいる。

しかし音楽を愛する心は誰にも負けず、また音楽を支える自由を誰よりも愛する熱い男。

手にする銀のレイピアが、伝説の勇者グラックスの所持していた魔剣シルバーブリーズであることが物語終盤で明らかになった。

左利き用の特注リュート「ストラトフォートレスII世」を愛用。

パートはリュート/ボーカル。


レイハティア・アリアレート編集

レイハさん

通称「レイハ」。草原の国ミラルゴ出身の戦士。隊商の護衛としてベルダインを訪れる。

族長の娘として修行の旅をしており、冷静で戦術眼に長けている。言葉は厳しいが心底は優しい。

結婚する相手にしか肌を見せてはならないという部族の掟により、常に長袖長ズボンで、人の多い場所では覆面までする。実は全身に施された「戦乙女の紋」という特殊な刺青を隠すためでもある。

コマンドワードを唱えることで刀身に炎をまとう魔剣「フレイムブレード」を持つ。

パートはドラムス


物語を彩る人々編集

シャリン・ウェルター編集

ベルダインにある薬品店の娘。内気で純粋な長い髪の少女。近郊に自生する薬草にも詳しい。

お使いでよく訪れるティリーが気になるようで、女心を理解できない彼に苦戦中。


アーリア・ニュルンベルク編集

バード・ギルドの創設者でベルダインの芸術業界に隠然たる力を持つ。


秘密結社「死神」編集

西部諸国各国に拠点を有する犯罪組織。幼い子供をさらって暗殺者として育てている。

ティリーが記憶を失ったのも、この組織に誘拐されたせいであった。


企画詳細編集

連載形式編集

企画担当者はスチャラカ冒険隊スチャラカ2GMを務めた山本弘。挿画は田中久仁彦が担当した。

連載時期はほぼバブリーズと並行する(1993~1996)。

小説形式で書かれた本編と本編で扱いきれなかった読者投稿を紹介するページからなる

ドラゴンマガジン誌上の読者参加企画であり、

後にソード・ワールドRPGアドベンチャー1~5巻として富士見ドラゴンブックから発売。


連載経緯編集

ドラゴンマガジン誌上のソード・ワールドRPGサポートコーナーに設けられた

世界内の(公式提供、あるいは読者投稿による)事件を紹介するページが元になっている。


まず、主人公パーティメンバーが募集され、二千件以上の応募があった。

その中のリュクティというキャラがリュートをかき鳴らす設定イラストから、

山本が「バンドを組む主人公パーティ」という基本コンセプトを提示した。


応募投稿数は毎月数百通、累計で採用分が300通以上(採用者数で200人以上)の

応募総数はさらにその数十倍に達するという規模であった。


『ソード・ワールドRPGアドベンチャー』1「はじめに」/5「あとがき」より


関連タグ編集

ソード・ワールド スチャラカ冒険隊 スチャラカ2

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