概要
この存在は古代ムー大陸で、シュブ=ニグラスと共に崇拝されていた。
肉体は「蒸気のガスと固形物」で構成されているが、外観は「身悶え腐り果てた肉塊」と、直視を躊躇う程おぞましいものである。
別の説では「無数にある目と口から、絶えず体液と唾液を垂れ流し、鉤爪や蹄のある肢体を伸ばしては本体に吸収される」とも伝わる。
『黒き連祷』によると、この存在は「赤と黒の竜」とされ、ヨグ=ソトース等の異形の神々が地球に顕現せんとする時、黒い炎を用いて人類や地球を浄化する。
ナグ
単独では『食屍鬼の祖父』と呼称されている。
ただし、上記の『食屍鬼の祖父』と呼ばれるナグは、このナグとは別個の存在ともされている為、結局それ以外の情報はほぼ不明の存在。
イェブ
単独では『蠢く霧のイェブ』と呼称される。
資料によっては「アブホースに仕えている」「ガタノソアの従属であるダーク・ワンの指導者」とも言及されている。
血統図
母親にシュブ=ニグラスを、父親はヨグ=ソトースあるいはハスターとされる。
クトゥルフとツァトゥグァはこの存在の子孫、クトゥルフの子孫のガタノソアも遠縁の子孫に当たる。