概要
パツキンにダイナマイトボディという外見、さらにテンションが高く、明るく開放的な性格とまさしく日本人がイメージするアメリカンガールそのものであった。
しかし
- 季節限定ボイスで日本独自の行事に戸惑う様子が見てとれる。
- 期間限定キャンペーンで配布されていたブックカバーでは少し困った様子で大和と本を読んでいたりなど、わずかではあるが笑顔以外の表情を見せることもあった。
- 鎮守府バーカウンターでは同じアメリ艦娘であるサラトガやイントレピッドが夜通し呑んでいる姿が見受けられるのに対し、アイオワは午前1時の段階でカウンターが片付いている。
といった要素が重なったせいで一部提督の間で「実はアイオワはアメリカでは内気で引きこもりがちのナードであったが、日本にやってきたときに日本人が持つアメリカ人のイメージを利用して明るいアイオワ(≒理想の自分)を演じているのではないか」というアイオワナード説が提唱されたのである。
その結果アイオワに
- 外では明るく振舞っているが、部屋ではゲームに入り浸っている。
- オフの時はメガネをしており、服装も地味。
などの二次設定が生えることになったのである。
元のキャラと比べれば正反対と言えるキャラ付けだが、それが強烈なギャップ萌えを生み、一部で支持されることとなった。
ちなみにアイオワはテンションが高いキャラに反して常識人的な言動が多いため、ナード云々は抜きにしてもキャラは作ってるんじゃないか、と言われることが少なくない。だいたいが同じステレオタイプ外人風キャラのこの人のとばっちりだが。
ただし、ゲーム中のアイオワの露出の高いファッションセンスは紛れもなく本人の素らしいが…(サラトガが「アイオワはオフシーズンでもあんなだし」とボヤいている)。
と、言っても艦娘デビューだとするとサラトガやイントレピッドもそれ以前のアイオワを知らない可能性もあるが。
その後実装された同国出身の戦艦の皆さんが揃いも揃って露出の高いファッションセンスだった事もあり、アメリカ海軍の戦艦娘の制服がそもそも露出が高いデザインだった可能性も出てきた。戦艦娘の反してアメリカの空母娘の制服はどれも露出が低い。
余談
ナードアイオワを特に進める結果になったいど氏の漫画では、カウンターとしてガングートの幼い頃(帝政ロシア時代)は向日葵が似合う可憐な少女(本人としては黒歴史)というネタが有る。
参考
ナードとは、アメリカのスクールカーストにおける用語である。
- ジョック/クイーンビー・・・「スポーツで大成する事」がアメリカンドリームを最も体現しているという風潮があり、高校や大学でそれを成して中心的な人気者になった者。厳密に言うとスポーツで成功する生徒は多くが男子生徒で、その場合は「ジョック」と言う。女子の場合はチアや演劇部などである場合が多く、その中で最も中心的な者をクイーンビーと言う。
- サイドキックス・・・ジョック・クイーンビーの、いわゆる取り巻き。生徒全体で見ればかなりの上位ではあるが、あくまで取り巻きであって頂点ではない。
- プリーザー・・・取り巻きの外側。下っ端。パーティー券を売りさばくパシリで使われてたりするようなレベル。
- ナード・・・いわゆるオタク。最下層。スポーツに興味を示さず文化系の部に所属し、興味を持った特定の何かには深い知識を持つが、スポーツや社交に関してはまるでダメというタイプ。
- ギーク・・・これも日本語で言えば「オタク」に該当するが、ITやコンピュータ分野に特に詳しいオタクの事を指す。
学生である間はこのスクールカーストのどの位置に属するかで発言力なども左右され、多くの学生がジョック・クイーンビーに成り代わろうと取り巻きになると言われる。
……が、いざ社会に出ると、プロスポーツまで進出して成功を収めるレベルでない限り、仕事で成功するのはナード・ギークと呼ばれていた部類の人間である事が少なくなく、「ナードだった者の部下として働くジョック」と言う構図もよくある。ビル・ゲイツの「ナード・ギークには優しくしておいた方がいい」と言う発言はこのため。
映画監督として成功を収めている人物にも学生時代はナードだったという人が少なくないようで、「ナードの学生がある日突然超能力を手に入れてヒーローに変身する」「ジョックが状況を理解できず調子に乗って酷い目に会う」という筋書きの映画が多いのはそのせいとも言われる事がある。
関連項目
:ナードアイオワは望月がそのまま大きくなったかのようなイメージとなりやすい。