概要
ニンジャチョークとは勝村周一朗が総合格闘技、プロレスで得意とする絞め技である。
自身の片腕を相手の頭、首の下に入れて相手の喉を肘裏に押しつけて腕をV字の形にして、もう一方の腕は前腕で相手の肩、背中を抑えて相手の頭部を下げる。
前腕を相手の首の裏まで動かして、V字にした腕の手のひらでもう一方の腕の肘を抑える。
両腕を4の字に組んだ状態で、V字の腕で相手の頸部を絞めると完成する。
本来は相手の喉の両脇の頸動脈を圧迫させて失神させる技だが、試合では綺麗に技が極まらず前腕の骨が喉に食い込んで痛めつけたり、首が曲がり気管が圧迫されて呼吸ができなくなるため、落ちるよりも痛くて苦しいという理由でタップすることも少なくはない。
ラバーガード、マウントポジションなどグラウンドから極めることが多いが相手のタックルに対する返し技にも有効で、スタンドの体勢からでも技が入りやすい。
失敗してもポジションを維持しやすく様々な体勢、ポジションから繰り出す事が可能で応用が利くため、現在の総合格闘技でも注目されている技である。
なお、誰も見た事がない変幻自在な絞め技を忍者に例えたのが名前の由来とされており、勝村が総合格闘技での決まり手としていたことや、海外遠征中に忍者の格好でこの技を使用していたことから海外でも「Ninja choke(ニンジャチョーク)」の名前が定着している。
類似技
相手の頭を脇に抱え込んで首を絞める。
相手の背後から首を絞める。