ノベルロー
のべるろー
漫画『ONE PIECE』のスピンオフ小説。
主人公はトラファルガー・ローで、現在彼が率いるハートの海賊団結成を描いた物語。
元々本編で描かれたローの過去は新世界編より13年前にドンキホーテ・ロシナンテと死別するまでで、これ以降は単行本84巻のSBSである程度明かされたものの、原作者の尾田栄一郎自ら「本編では描かない」と言及していた。
著者は坂上秋成。ムック本『ONE PIECE magazine』で連載され、後に単行本化された。
ドフラミンゴの鳥かごから逃れ、スワロー島の隣町「プレジャータウン」に向かう途中で珀鉛病は治療できたが倒れてしまい、ヴォルフという老人に助けてもらっていた。
その後3人と出会い、アルトゥール・バッカとの戦いを経て、ヴォルフにもらったポーラータング号を旗艦としてハートの海賊団を結成する。
ローが町の外れで出会った白クマのミンク族。
漫画本編に先駆けて「月の獅子」化を披露している。
べポを虐めていた悪ガキ。
幼いころに揃って両親を亡くし、シャチの叔父夫婦に育てられていたが、その夫婦には犯罪を強要されるなどろくな扱いをされず、森の奥に建てた小屋で暮らしていた。
- ヴォルフ
自称・天才発明家の老人。
偏屈だが面倒見がよくロー達に自らが開発したポーラータング号を譲る。
- アルトゥール・バッカ
スワロー島出身の海賊。武器は2本の巨大こん棒。笑い声は「ゲッパッパ」。
デロデロの実を食べた「溶解人間」で、体を液体にできる他、目から放つ光線で他人の心を溶かし、操ることができる。さらに光線を浴びた者は、24時間で完全に心が溶けて死亡してしまうが、気絶させることで解除できる。
実はヴォルフの息子。島にいる頃からその悪辣さで有名で、30年前に海賊としてプレジャータウンを壊滅させたことで父親から絶縁されていた。
- コニー・ボアケーノ
バッカの部下。力士のような外見の巨漢。
- キャプテン・ラドガ
名前のみ登場。約70年前、死の間際にスワロー島に財宝を隠したとされる伝説の海賊。