概要
1997年から週刊少年ジャンプで連載され、その看板漫画として連載され続けている漫画『ONE PIECE』。あまりにも長い連載期間を経ている本作だが、大きく分け第1部と第2部にその物語は大別される。
原作では1話から597話までを『サバイバルの海 超新星編』として新たに名付け、598話以降を『最後の海 新世界編』と題して、一時休載を挟んだ後に連載再開された。
単行本では61巻の終わり2話から収録されている。
「新世界」とは、物語の主な舞台となる偉大なる航路後半の海のことを指す。
第1部との差
2年間の時が進み、麦わらの一味がそれぞれの修行場所で修行を完全に終えて一味が集結し始めるところからストーリーが再開される。
修業期間の内に、主人公モンキー・D・ルフィを始め、一味の仲間全員が服装や髪型を一新し、新たな能力や技術を開発した事で、第1部から大きく見違えるようになった。
また、最大の違いとして、第1部終盤から時折り語られていた覇気がメインの要素へと繰り上げになり、これまで弱点をつく形でしか戦えなかった自然系悪魔の実の能力者に対して、より強力で効果的な手を打てる様になった。
超新星編と比較して、現在時間軸でのキャラクターの死亡・再起不能の確定的な描写が敵味方を問わず明らかに増えている。
誰も死ぬとは思っていなかったであろうキャラクターが意外な形で死亡したことが判明したり、存命ではあれどもう二度と活躍のチャンスは巡ってこないであろう退場の仕方をしたキャラクターたちが見られたり、そういった意味では超新星編よりもシビアであり、ある意味で新世界の過酷さを物語る描写の一つとも言えるかもしれない。